アヴァンギャルド精神世界

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大嘗祭、出口王仁三郎の見方

2019-11-16 06:26:39 | 古神道の手振り
◎天皇と民草は、祖先に神を通じて同胞

大嘗祭についての出口王仁三郎の見方は次のようなものである。

1.大嘗祭とは、天皇位に即位後、京都を中心として全国東西の地方を代表した悠紀、主基両斎国より奉献の新穀を以て、初めて親しく天祖天照大神を始め奉り、八百万の天神地祇を請饗し給い、尚天皇自身も之を食せられ、臣下にも賜る大祀である。(出口王仁三郎全集第1巻第4篇日本精神の真髄第6章大礼の意義)

2.神武天皇が、日向より東征の軍を起しあまたの賊徒を誅戮して天下平定の後、皇祖天神を祭って荘重なる御即位の式を行ったが、これが大嘗祭の嚆矢。また即位後四年に天神を祭祀するために、霊畤(れいじ。即位後最初の新嘗祭の行われる神の庭)を大和国宇陀郡榛原村の鳥見の山中に立てて皇祖天神の大祭を行った。(出口王仁三郎全集第2巻【宗教編】第5篇宗教と政治第2章歴朝の施政方針)

3.諸外国は、最高権力者と人民のつながりの基本は権利義務の契約に置いている。これに対して日本では、天皇と民草は、祖先に神を通じて同胞であり、頭上に日の御子たる天皇を戴いて一体である。神はわれらの父であり、皇室はその御本家にまします。
(惟神の道/天国の国体や如何)

この天皇と民草が、祖先に神を通じて同胞である姿こそ、天国における国体のあり方であって、西洋風の権利義務法律で成る国はさに非ずと、出口王仁三郎は語る。これぞ国体の本義。大嘗祭は、その要である。

そこで、彼は「心を空しくして神に祈り、われらは天孫の臣であり神国の民であるという自覚に生きなさい。」とする。

まず大神があって、人類181位階(トップは大神)という全体像があって、人類の代表として天皇がおわしますなどというヒエラルキーは、この国連中心、五大核保有国中心の世界秩序からすれば、絵空事なのだが、万人が神を知り、霊界の全体構造を知れば、常識となるのだろうと思う。

なお大礼とは、即位の礼と大嘗祭のこと。

758年の頃からの大極殿御斎会では、大極殿の高御座に盧舎那三尊像が据えられ、天皇が鬼門の方向に座ったこともあったという(出所:天皇の即位儀礼と神仏/松本郁代/吉川弘文館p35)。古神道は、仏教などでわやにされたところは大いにあるのだろう。
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