アヴァンギャルド精神世界

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ボクシング井上尚弥、集中が切れる瞬間を狙う

2019-11-15 06:11:12 | 気功、導引(冥想法2)
◎人は3分間も絶対に集中できない

2019年11月7日、プロボクシング:ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝(さいたまスーパーアリーナ)が行われ、3階級王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26)が真の階級最強王者の称号を手にした。倒した相手は5階級王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)。3-0の判定で勝利を手にした。

その井上が、意識の隙間について述べている。試合の途中では、ぼんやりと相手の肩の動きとか、全体を見ながら、目とか、呼吸とかで、相手の集中力が途切れた瞬間を逃さずパンチを打ち込む。(この「ぼんやりと」が、同時に別の深い意識で見ているということ)


井上尚弥曰く、人は3分間も絶対に集中できないし、自分も無理、と。だがその息を吐く瞬間というか、たぶん相手が反応できないだろう瞬間に間髪を入れずに打ち込むからこそ、1ラウンドでのKOが多い。

人には意識の隙間がある。吸う息、呼く息の間には隙間がある。老境にさしかかって思うのは、その意識の連続の隙間の回数は増えているし、隙間の時間も長くなっていること。(この延長線で死の直前に青いオームの字を見るのだろう)

意識の隙間は、現実の隙間であり、第一身体である肉体意識、肉体・物質という現実の隙間である。その隙間で人は別の次元別の世界を感じることで、この世界の不安定性、寄る辺なさを感得する。

彼の試合は、相手が攻める気の時はかわして、ちょっと緩んだときに逃さずに攻めるように見える。これは、合気道にも通じるところがあるように思った。ネットに植芝盛平の演武シーンがあるが、その狙う隙間は同じであるように思う。

白隠の師の慧端が、団扇で武芸者の木刀をあしらうシーンがあるが、その隙間を完全に見切ってこそなのだと思う。

※井上尚弥の発言の出典:NHKの番組(2019年11月12日(火)プロフェッショナル 仕事の流儀「モンスターの素顔~プロボクサー・井上尚弥」)、スポーツニュースサイト「THE ANSWER」のインタビュー(2019.01.02)「井上尚弥インタビューvol.1 強さの秘密は達人級の集中力「人は3分間集中できない」」
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