アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

選ばれなかった転生活仏候補

2019-08-23 05:10:41 | 密教
◎教育トレーニング環境と正師選び

前任のダライ・ラマやバンチェン・ラマなどが逝去直前に次はどこに転生するなどと予言したり予言しなかったり。それでも後に残されたチベット密教幹部は、さる神聖な湖の湖面に冥想して、どこに生まれたか、どんな家に生まれ、両親はどのようだったかをビジョンする。

真正なビジョンは一個しかないはずだが、なぜか数個の転生活仏候補が選定され、摂政などが、どれをダライ・ラマにするかバンチェン・ラマにするかを定める。

首尾よくダライ・ラマに選ばれても、摂政の意向か何かは知らないが、過去14人のダライ・ラマの半数以上が成人する前に亡くなり、今のダライ・ラマ14世は、稀な長寿と言える。

先代のバンチェン・ラマは、中国共産党の下で独房生活8年以上など、バンチェン・ラマとなったのが良かったのか悪かったのか。

ダライ・ラマもバンチェン・ラマも育成するのに15年と言われるが、ダライ・ラマの著作を見ると、死のプロセスと仏教の教理が分かちがたく結びついていることを説明しており、なまなかな実力ではないことがわかる。クンダリーニ・ヨーギは、切羽詰まらなくてよいなどと語ることが恥ずかしくなるほどの実力を感じさせる。

こうした選ばれた者の一方で選ばれ損ねた者がいる。しかるべき訓練も受けられない(15年)、気が狂う者、事故死するもの、ただ死んでいく者など様々である。

正師と教育トレーニング環境は、必要なものだ。中国共産党は、7千ともいわれるチベット密教寺院を破壊し、教育トレーニング環境を奪い、正師を弾圧したり海外に追いやったりした。

日本について言えば、オウム・カルトが暴れまわったおかげで、宗教のしの字も大っぴらに語れないという社会環境ではあるし、SNSと特殊詐欺の横行は、ますます正師を見つけにくくしている。

だが、自分が偽りならば、偽りの師を選ぶという法則もあるのではあるが。
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