アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

臨済が達磨の墓参り

2019-07-18 05:17:51 | 丹田禅(冥想法8)
◎仏も祖師も両方とも礼拝しない

禅の初祖達磨の墓は、河南省熊耳山定林寺にあるという。ある日、臨済がその墓にやって来た。

墓守の僧曰く、「あなたは、先にを礼拝しますか、まず祖師達磨を礼拝しますか。」

臨済、「仏も祖師も両方とも礼拝しない。」

墓守の僧曰く、「あなたは、仏や祖師達磨と何か仇敵ででもあるのですか」

臨済は、さっと袖をうち払って出て行った。


臨済は、河北省の本拠から河南省の達磨の墓所にまでやってきて、気のきかない墓守に墓参を邪魔された。禅の修行者であってもわかっていない者は多い。

禅家であれば、わかっていない修行者に、このように仏法の大意を示して見せねばならないという、禅家のつらいところが見える。


臨済は、仏であって祖師達磨でもある。七つの身体論でいえば個人でありながら、第六身体アートマンなる全体を生きるのだから、仏であって祖師達磨でもある。よって仏を礼拝する必要もなく、祖師達磨を礼拝する必要もない。

そこは論でも哲学でも考え方でもなく、臨済の生きる現実がそうなのだ。
コメント