アヴァンギャルド精神世界

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。そこに次の時代が・・・。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

日中友好の虚構

2010-09-25 07:38:01 | 時代のおわり
◎一挙に下り坂の時代へ

尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、国を挙げた中国の脅しに、簡単に日本は屈した。
これを国辱と見ないで、概ね妥当な対応だったと評価する政党が2つあるが、その愛国心は怪しいものだ。

当初この事件は大したことはない、つまらない事件だという人が多かったが、この事件は最後の時代の動乱の扉に手をかけて大きく揺すぶったような気がしてならない。深刻な意味で、歴史の峠を一挙に降り坂に踏み込んだように思う。

中国は、我が15億の国民だけが豊かな生活を享受することを本気で考えているみたいで、その暴走が日本や東南アジアを初めとした世界の秩序を混乱させることに躊躇がないことがはっきりした。

中国の求める国家モデルは弱肉強食の強者となることであり、それは世界的にも異質なものである、というのは宮崎市定などの中国歴史学者が示唆しているところで、ヨーロッパ人がそれを見て、最後のスターリン国家と呼ぶのももっともなことである。

明朝や清朝の専制国家から一党独裁に政治形態は変わったかもしれないが、その国家モデルは、4千年来何も変わってはいない。

今回のことで、中国ではこれまでは大丈夫だと思われていたいろんなことが、不安に変わった。つまり、中国では、日本人や日本企業が何をされても、大使館は中国に抗議もできないことが露顕した。

現地駐在の日本人が、もとより徹底した反日教育が為されている中国人社会の中で、身体財産の安全がとにかくも確保されているのは『日中友好』のスローガンがあったからである。ところが今回の一件で、それが実態がないことがバレバレになったからには、ひたすら日本人であることを気取られないように暮らさねばならないようになるかもしれない。

人は、転校生ですらいじめたがるものであるから、いわんや外国人である日本人をや。

2010年7月施行された中国の国家総動員法により、日本企業の在中国資産の没収というのは悪夢のシナリオではあるが、現実の可能性として対応策検討の俎上に上がって来るのだろう。

そんな動乱の時代でも、坐らなければ、まともには生きられまい。





悟りとは何か
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