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三菱自動車 新型車開発遅れで処分

2015-11-20 | 労働ニュース
「三菱自動車工業」は、開発中の新型車で、燃費を左右する車の重量が想定より重くなるおそれがあったにもかかわらず、社内で適切に報告されず、開発にも遅れが出たとして、開発担当の管理職2人を諭旨退職とするなど処分したほか、相川哲郎社長が役員報酬の一部を自主的に返上していたことが分かりました。

三菱自動車によりますと、来年の発売を目指していた多目的スポーツ車について、車体の重量が想定よりも重くなるおそれがあったことが、開発の途中で分かったということです。
車が重くなると、燃費が悪くなるうえ、生産コストにも影響が出るため、開発を一部やり直すことになり、新型車の発売は1年程度遅れる見込みとなりました。
さらに社内の調査では、車の重量に見込み違いが出ていることが経営陣に適切に報告されていなかったことも分かったということです。
これを受け三菱自動車では、開発担当の管理職2人を諭旨退職としたほか、担当の常務執行役員を降格させるなどの処分を決めました。
さらに、相川哲郎社長も責任を取って、自主的に役員報酬の一部を返上することになりました。
三菱自動車は「新型車は欧米にも投入する主力車種であり、開発段階での誤りや報告の遅れなどがあった事態を重く見て、厳しい処分を行うことにした」と

三菱自動車 新型車開発遅れで処分
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