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若冲展に行ってきました。

2016-05-16 01:36:58 | 日記

4月22日から開催され、連日長蛇の列で大人気の「生誕300年記念-若冲展」に
5/14(土)行ってきました。
NHKや他局でも特集番組がいくつもあり、江戸時代後期の天才絵師”伊藤若冲”の
生い立ちから40歳で家督を弟に譲り画業に専念してからの作品群について見ていました。
生誕300年の今年、若冲の作品がこれほど一堂に会するのはもうないかもしれないと、
待ちを覚悟で上野 東京都美術館へ行きました。
(比較的待ち時間が少ない夕方16時頃で、120分待ちでした) 

  外だけでなく、美術館に入るまでも列が続く・・

やー、素晴らしかったです。「釈迦三尊像」と「動植綵絵」、ジョー・プラインスコレクションの絵画
緻密な描写と極彩色の圧倒的な表現、羽の一本一本まで描かれた鳥たちと咲き誇る花々
金を使わず金色に見せる手法、墨で月と光を表現する技法、彼にしかできない
超絶の技法の数々。でもテクニックではなく動植物への愛情が、細部に至るまで手抜きなし
鶏や他の動物 一つ一つ違う顔を持ち、怖いのもあれば、なにかユーモラスでもある
本当に見ていて飽きない楽しい絵画ばかりでした。

全30幅の「動植綵絵」は、家族と自身の永代供養を願って京都・相国寺に寄進された
「釈迦三尊王」を荘厳する(飾る)為の花鳥画です。
若冲42歳から取りかかり、10年の歳月を費やし完成させたと言われています。
これらが宮内庁三の丸尚蔵館所蔵なのは、明治の廃物き釈の煽りで困窮した
相国寺が皇室に献上し、それによって寺域が守られ、皇室の所蔵となったようです。



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