それでも永山則夫が好きだ(スピンオフ)

「ねっとわあく死刑廃止」や、無期懲役囚で「とらえなおし」で知られる飯田博久さんや、小松川事件の李珍宇のことを書いたり色々

『麦の会通信66(1991年11月24日)』…佐川和男死刑囚と田本竜也死刑囚のやりとり

2017-10-17 14:00:24 | 『麦の会』通信
  死刑廃止団体『麦の会』が出していた会報。1991年11月24日発行。   上の可愛らしい絵は、佐川和夫死刑囚のオリジナルイラストです。 『麦の会通信』では、田本竜也死刑囚と、この佐川和夫氏の楽しいやりとりが、雰囲気を和ませている。   これは、1990年代当時の『麦の会』とか、死刑廃止運動に関わった方々しかよく知らないと思いますが(私も、良く知 . . . 本文を読む

『麦の会通信62(1991年3月18日発行)』佐川和男、田本竜也、宮崎知子死刑囚など…

2017-10-17 01:40:23 | 『麦の会』通信
    昔、存在していた、死刑囚とその支援者や獄外者らによる死刑廃止団体『麦の会』が出していた会報です。 【死者はまた闘う】(明石書店)の著者でもあり、永山則夫元支援者の武田和夫さんが参加してました。   『麦の会』に興味があったら、今も、古本で売られている「死刑囚からあなたへ」のシリーズをAmazonで購入されるといいです。 けっこう、安価で購入 . . . 本文を読む

(その3)無期懲役囚・飯田博久氏からのメッセージ…麦の会著『死刑囚からあなたへ』

2017-08-18 19:37:21 | 死刑反対派団体「麦の会」
(その2)より   克服 1964年12月19日、三鷹新川病院精神科五病棟。  私は2日後の誕生日をひかえていたその日、病棟のボス村井に、キセルを口にくわえている態度が生意気だと殴られた。殴り返してとっくみあいの喧嘩となったところ看護婦に止められ、看護婦詰所であやまって喧嘩しちゃダメよ、と言われた。すると村井は抵抗をやめた私を足で蹴りまくった。  その日から2日たった夜、私は村 . . . 本文を読む

(その2)無期懲役囚・飯田博久氏からのメッセージ…麦の会著『死刑囚からあなたへ』

2017-08-18 19:32:48 | 死刑反対派団体「麦の会」
(その1)より 人間の残酷さを引き出し教育する死刑制度  アメリカの、スタンリー・ミルグラムの心理実験に次のような実験があります。 一人を生徒役、もう一人を教師役として問題を出したり、誤った答には罰を与える役とした上で、罰は電気ショックを使いました。罰は三十段階で十五ボルトからはじめ一回生徒がミスをするごとに十五ボルトずつ電圧をあげるシステムで最大四百五十ボルト。四五ボルトのショックをテストで . . . 本文を読む

(その1)無期懲役囚・飯田博久氏からのメッセージ…麦の会著『死刑囚からあなたへ』

2017-08-18 19:24:57 | 死刑反対派団体「麦の会」
麦の会著『死刑囚からあなたへ(第2集)』(1990年)P.250より抜粋。長文ですので、記事を数回に分けます。 私は彼の記事は、名文だと思っています。   飯田博久1946年12月21日 栃木県に生れる1973年9月22日 連続殺人事件で逮捕1977年3月31日東京地裁(林修裁判長)にて死刑判決1982年11月30日東京高裁(船田三雄裁判長)にて無期懲役判決1989年10月25 . . . 本文を読む

麦の会著『死刑囚からあなたへ』より…「なぜ死刑は秘密裡になされるのか」

2017-08-17 18:25:14 | 死刑反対派団体「麦の会」
  麦の会著『死刑囚からあなたへ』P.109より抜粋   なぜ死刑は秘密裡になされるのか。 死刑執行は『本人の家族その他の関係者に与える影響、これらの者の名誉・気持を殊更に傷つけないよう……また、本人の心情の安定に留意し』 一切公表しない(法務省見解)とされています。  しかし、公開処刑の時代、ベッカーリアはことの本質を、より正しく指摘 . . . 本文を読む

高田和三郎死刑囚…主犯が自殺してしまって、幇助した者が死刑判決を受けてしまったケース

2017-06-03 23:50:17 | 高田和三郎死刑囚
なんだか、知名度が低い方なのではないか、と思う死刑囚の話題をします。 高田和三郎死刑囚です。 彼は、主犯が自殺してしまって、共犯だった方が主犯として裁かれ、死刑をくらってしまったケースです。 そのパターンで思い出されるのが、松本健次死刑囚です。 ←土佐ワンコと、健次くん。   いや、高田さんに話を戻そう… 高田和三郎さんを支援する会のHPを発見したの . . . 本文を読む

【ニュースコピペ】2017.6.2.<ヘイトスピーチ>「失うものばかり」後悔の元「突撃隊長」

2017-06-03 14:13:52 | ニュース資料
<ヘイトスピーチ>「失うものばかり」後悔の元「突撃隊長」 在日コリアンなどの排斥などを訴えるヘイトスピーチデモ=東京都港区で2015年10月25日、後藤由耶撮影 6/2(金) 19:05配信  ◇対策法施行から1年 言動過激化の経緯証言   6月3日、ヘイトスピーチ対策法が施行されて1年となる。在日コリアンらを標的に、差別をあおるヘイトスピーチデモに参加し、「突撃隊長 . . . 本文を読む

【ニュースコピペ】2017.5.11.「差別が悲劇繰り返す」 横浜平楽中で朝鮮人虐殺の歴史学ぶ

2017-05-12 18:02:18 | 小笠原和彦著『李珍宇の謎』
“右翼が嫌う(笑)神奈川新聞”からの抜粋です。   「差別が悲劇繰り返す」 横浜平楽中で朝鮮人虐殺の歴史学ぶ カナロコ by 神奈川新聞 2017年5/11(木) 10:00配信  悲惨な史実から異文化理解の大切さを説く後藤さん(右)=横浜市立平楽中学校   横浜市南区の市立平楽中学校で10日、国際平和をテーマにした授業が行われ、同 . . . 本文を読む

(第八章-2ラスト)小笠原和彦著『李珍宇の謎』…もう一度、李珍宇のことが議論になることを願って

2017-05-10 19:50:51 | 小笠原和彦著『李珍宇の謎』
(第八章-1)から続く   【李珍宇・小松川事件について】 ・1958年4月20日、賄い婦の田中せつ子さんが殺害される。↓・1958年8月17日、東京都江戸川区の東京都立小松川高等学校定時制に通う女子学生(当時16歳)が行方不明になる。↓・1959年2月27日、李珍宇(在日韓国人)は犯行時18歳であったが、「賄い婦殺人事件」も含めた殺人と強姦致死に問われ、に東京 . . . 本文を読む

(第八章-1)小笠原和彦著『李珍宇の謎』…メディアの"珍宇天才説"の影響を受けたから珍宇は獄中で小生意気に?

2017-05-10 16:36:53 | 小笠原和彦著『李珍宇の謎』
(第七章)から続く 【李珍宇・小松川事件について】 ・1958年4月20日、賄い婦の田中せつ子さんが殺害される。↓・1958年8月17日、東京都江戸川区の東京都立小松川高等学校定時制に通う女子学生(当時16歳)が行方不明になる。↓・1959年2月27日、李珍宇(在日韓国人)は犯行時18歳であったが、「賄い婦殺人事件」も含めた殺人と強姦致死に問われ、に東京地裁で死刑が宣告。& . . . 本文を読む

(第七章)小笠原和彦著『李珍宇の謎』…在日朝鮮人の珍宇が、自分の死に価値を見出すための心の葛藤

2017-05-06 23:38:36 | 小笠原和彦著『李珍宇の謎』
(第六章-2)から続く 【李珍宇・小松川事件について】 ・1958年4月20日、賄い婦の田中せつ子さんが殺害される。↓・1958年8月17日、東京都江戸川区の東京都立小松川高等学校定時制に通う女子学生(当時16歳)が行方不明になる。↓・1959年2月27日、李珍宇(在日韓国人)は犯行時18歳であったが、「賄い婦殺人事件」も含めた殺人と強姦致死に問われ、に東京地裁で死刑が宣告 . . . 本文を読む

(第六章-2)小笠原和彦著『李珍宇の謎』…ブラック神父の次はブラック僧侶…教誨師は官憲の手先になることが多い

2017-05-06 22:44:37 | 小笠原和彦著『李珍宇の謎』
(第六章-1)から続く   【李珍宇・小松川事件について】 ・1958年4月20日、賄い婦の田中せつ子さんが殺害される。↓・1958年8月17日、東京都江戸川区の東京都立小松川高等学校定時制に通う女子学生(当時16歳)が行方不明になる。↓・1959年2月27日、李珍宇(在日韓国人)は犯行時18歳であったが、「賄い婦殺人事件」も含めた殺人と強姦致死に問われ、に東京 . . . 本文を読む

(第六章-1)小笠原和彦著『李珍宇の謎』…珍宇秀才説が死刑判決を出しやすくした、姦淫(レイプ)の事実はない

2017-05-06 21:53:00 | 小笠原和彦著『李珍宇の謎』
(第五章-2)から続く 【李珍宇・小松川事件について】 ・1958年4月20日、賄い婦の田中せつ子さんが殺害される。↓・1958年8月17日、東京都江戸川区の東京都立小松川高等学校定時制に通う女子学生(当時16歳)が行方不明になる。↓・1959年2月27日、李珍宇(在日韓国人)は犯行時18歳であったが、「賄い婦殺人事件」も含めた殺人と強姦致死に問われ、に東京地裁で死刑が宣告 . . . 本文を読む

「女の裁判官・法務大臣のくせに、死刑に賛成するのか」…女のくせに!と言う死刑廃止派が。あれ?人権派じゃなかったの?

2017-05-06 19:30:02 | 管理人のぼやき
途中でまったくジャンルが異なるネタを入れてしまってすみません。このブログにこういうネタ書くのはどうかと思いましたが、我慢の限界を感じたので書きます。私はLGBTsで、さらに死刑反対派、フェミニストでもあるのですが…(一部の)死刑廃止派が言うセリフでがっかりさせられることがいくつかあります。そのうちの一部がこれです↓   「女の裁判官のくせに死刑判決を出した!女 . . . 本文を読む