(移転しました)Saoの猫日和/old

saoの猫日和のURLが変わりました。
⇒ https://blog.goo.ne.jp/saoneko0224

③ 井上堯之の世界 「遠い旅」

2016年02月03日 | ライブ・公演・舞台

まだ続いてます、井上さんのライブ。・・えと、どこまで書いてたっけな?

♪ 自由に歩いて愛して (PYG) キャ~!っと喜び、大好きなの!!ここまで静かな感じな感じの曲が多かったので、やっとロックな曲になりました。

井上さん、『もう 自由に歩いて愛して・・・♪』と歌い出しながら『しんど!』(笑)

ほんとにお疲れだったよう。けっこうキーが高いこの曲、井上さんは高い声が出ず、声も伸びない。さすがに苦しそうでした。もちろん、まだ20代初めの若いジュリーショーケンの勢いのあるツインボーカルとは、比べるべくもない。それでも、井上さんは独特の歌い回しで歌う。

声が出なくっても、伸びなくっても、この狭いライブ空間で耳を傾けている観客は 誰も責めはしない。それが今の井上さんの世界だとわかっているから。

空は みんなの(みんなの~♪) 愛はあなたの(あなたの~♪)と、井上さんと一緒に歌えることをこそ、誰もが喜び楽しみ、曲が終わったらヒューヒュー!という声援と大きな拍手がおこった。

       

         


※アンコール

アンコールは、観客にリクエストをとる。「旧友」という声に「今日は旧友がいっぱい来て、タイムリーですね」さすがに出身地神戸でのライブです。そして「愚かだね」

「遠い旅」という声が後ろの方から聞こえた。

ジュリーファンならわかるでしょ「遠い旅」は、1974年「恋は邪魔者」のB面です。私だけじゃないと思う、70年代はレコードのA面だけじゃなくて、B面も大事なジュリーの曲だと、繰り返し繰り返し聞いていたので今でも歌える。ライブで凄く盛り上がる「気になるお前」もB面です。

井上さん「ふたり あまりに 遠くきすぎた・・」と一節歌ってみて、「歌詞に自身がないけど、いいかな。ふと、歌詞が出てこなくなる。ギターを弾いていて、ふと コードがわからなくなる・・・」老いの哀しみを感じておられるのだろうか。

「自信がないけど やってみよ」

井上さんの「遠い旅」は滑舌が良くなかった。でも、もの悲しいような切ないギターのスローなメロディーにのせて、井上さん独特の声は優しく儚い・・。 が、2番の歌詞が出ず。

後方から「二人 無理して あの朝出てきた・・♪」という声がかかったので、また再び 歌が繋がった。声をあげたのは、ジュリーのファンだろうね。

なんとか歌い終えた井上さん『昔、沢田に作った曲でしたね』 

上さんが「沢田」と口に出すたびに 嬉しくなるのだった。

そして「旧友」でライブは終了。

 

ライブは7時から9時までの2時間のはずでしたが、実際は井上さんは6時15分には登場して、7時までトークなどがあったので、全部で2時間45分。3時間に近かいのに、その長さを感じさせない 井上さんと直に向かい合った濃密なライブになりました。

 

「遠い旅」に出た二人は、戻ったのでしょうか?

戻ってどうしたのか、その後の二人が気にかかりました。

ジュリーのつぶやくような歌声が優しくて静かで、心に染み入る歌でしたね。

 

まとめに続く

  

コメント (2)