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④フェスティバルホールからダイビル

2013年11月04日 | 紀行(建築・桜)

明日の5日はフェスでジュリーのライブの千秋楽。地下のカフェお茶でもと、フェスティバルホールに寄り、ホールの前まで行ってみた。掲示板の完売 沢田研二の文字がなんだか誇らしいね

高橋真○子さんは、ほんとに人気がありますねー この年代で歌唱力があって、お洒落で、聴いてみたいと思わせる魅力があるんだろうね。
ウィーンフィルにベルリンフィル、ホセ・カレーラス、すっごい高い!!40000円!!海外でしか聴けない公演が日本で聴けるのだから当然か。もしもジュリーが数年に一回しか公演がなければ、この金額だって出すかもしれない。他の人とジュリーの料金を比べたらジュリーが一番安かった。有り難い事です
フェスで公演する面々をみれば、いかにフェスでやれるという事がステータスか、よくわかる気がします。市民会館レベルにベルリンフィルは来ない・・・

フェスの地下のカフェでお茶を飲むつもりが、近くにあるのにいったことのない、大阪ビルジング、ダイビルへ今日こそ行って見よう。
コンサートの時は、いつも行く時間がないの。

正14年に竣工した旧ダイビル本館は、ネオロマネスク様式の大規模オフィスビル。中央玄関に飾られた「鷲と少女の像」やギリシャ風彫刻が施された柱、吹き抜けのエントランスなど、大大阪時代を象徴する格調高いビルだったのですが、建物の老朽化や耐震性の問題で建て替えが決定しました。建て替え決定時、ビルの保存を求める声が多かったことから、低層部は以前の姿を再現して上部を高層ビル化。レンガは解体時に手作業で取り外し、約18万個を新ビルに再利用した。「鷲と少女の像」やエントランスのタイルや2階の手すりなども再利用し、旧ビルの歴史を感じさせる新ビルになった。   ダイビル  

大阪フェスから歩いてわずか5分ほどの距離で、川沿いに立っている。
玄関の想像以上の美しさに驚く。凝りに凝ったという印象です。ネオロマネスク様式だそうな



目を奪われるのが、この彫刻が施された柱です、日本国内でこれほど凝った玄関柱のビルって他に有るのでしょうか??ギリシャ風だって。



吹き抜けのある優雅なエントランス、今から舞踏会に行くような気分になりませんか?ジュリー王子のお出迎えはないのでしょうか



残念ながら、ジュリー王子は待ってもお出でましなりそうにないので、1人で二階に上がった。美しく優美な天井にうっとり・・・

ここには、普通に今感じられている大阪のイメージ、猥雑で雑多で子供じみて下品に成り下がってしまったあの道頓堀界隈や、心斎橋筋のような大阪の姿はまるでない。(落ち着いた老舗はどこに消えてしまったのか、山崎豊子の大阪商人の世界はどこへ。)



柔らかな空気に包まれた秋の土曜日の午後というのに、しんと静まり返り 殆ど人気が無い一階と二階。 この格調高く優雅な空間を、私一人で独り占めにしているという気分になれる、誠に贅沢な時間でした。



ダイビルの格調高い建築に、かつての大大阪の威信を見せつけられたような気分になりました。こういう中ノ島あたりの、建築群を観光資源としてもっと売り出そうという試みがあるようで、いいことだと思います。誰でも、中ノ島界隈を歩けば、大阪のイメージは一新するに違いがありません。(お金もかからないし、最高!) バラ園以外はだーれも観光客らしい人なんか歩いていないよ。もったいないことです。

昔の郵便箱



二階のレストラン等を覗いてみましたが、韓国料理店などは980円でランチがいただけます、この優雅なビルでリーズナブルに食べられるのはお得じゃないでしょうか?
7月の新聞で、ドイツのダルマイヤーが、日本で初めての支店を出したと載っていたダルマイヤーを覗いてみた。 ダルマイヤー
 
ケーキセットが1500円。入ろうと思ったのですが・・・ お金をかけずに建築巡りが主義のはずなのに、すでにタイガースの中古レコードにお金をかけてしまったので、今回は断念いたしました 次はぜひ!!
ということで、同じ二階フロアの端っこにローソンがあるの。この芸術的非日常空間にコンビニ。いえ、ここはビジネスビルですからね。
ここで一杯100円だったかな?温かいコーヒーを買い、売店の隣りのコーナーでゆっくり飲んだ。だーれもいないのは土曜日だから、超安上がりでした。
5日のフェスティバルホールに行かれる方にも、おすすめです。

となりの新館も玄関が壮麗な美しいビルで、こちらは丸福コーヒーが入っていて、ケーキセットは千円です。ダルマイヤーほどではないですが、気分は少しリッチになれるかも?



大阪駅から中之島にかかる渡辺橋を渡って、まっすぐ行くとフェスです。ダイビルは、渡辺橋を渡り終えたら右折して100mほどです。
青丸がフェスティバルホール。左の赤丸がダイビルです。



ダイビル本館(旧)[編集] 大阪ビルヂング 
設計者 渡辺節建築事務所 渡辺節(製図主任 村野藤吾) 
階数  地上8階、地下1階   竣工 1925年9月   解体  2009年(2013年3月再築) 
所在地 〒530-0005 大阪市北区中之島3-6-32 

大阪市北区中之島に渡辺節の設計によって1925年(大正14年)9月に建てられた、大規模な事務所ビルである。低層部には村野藤吾デザインによる竜山石製の奇怪な装飾彫刻が見られ、このため「ネオ・ロマネスク様式の名建築」と評価された。この装飾彫刻に目が奪われがちであるが、全体を冷静に眺めれば、特に外壁に開けられた窓のプロポーションと配置は絶妙で、単にネオ・ロマネスク様式と片付けられない美点を持っているため、様式建築であることを否定して「近代建築の名作」との評価もある。
8階建ての構造でエレベーターも8階までだが階段で9階に上がり、屋上に出る前に9階の貸し部屋が存在していた。また地下には鉄格子扉で仕切られた小部屋が36室存在し、見た目は窓のない独房のように見えるが入居企業の物置として貸し出しをされていた。
ダイビル、商船三井、関西電力は老朽化(現代の技術では補修補強可能)および土地利用の見地から本物件の取り壊し・超高層ビルへの建て替えを計画を発表し、歴史的に重要な建築物の保存の見地から論議となった。しかし、2009年11月末に解体工事を始め、跡地には2013年3月、地上22階・地下2階建て(延床面積48,198平方メートル)のダイビル本館が竣工した。[1][2]
低層部には旧館の外装に使っていたレンガの85パーセント、石の装飾彫刻をできるかぎり再利用して、評価の高い外観やエントランスホールを残すように配慮したものとなっている。[3] また、新ビルは旧ビルの新館部分(1937年7月竣工、東側の白い外壁の部分)へセットバックしたような位置へ建設され、西側には中之島四季の丘が設けられている。[4][5]

 

地図が少し古いけど、大阪朝日ビルは現在のフェスの向かいのタワーです。

 

  • 2013年11月4日

 


 

みんなからのコメント コメントする

プリンさま、コメントどうも有難うございます。
明日はいよいよ、フェスで千秋楽ですね♪
ダイビルはまだ行かれていませんでしたか?すごく近くですよ。
ほんとに、一度ゆっくり建築巡りがしたいですね。
明日のフェスのお席は近かったですね、始まる前に
メールを入れますね(^^)
saoさま、こんばんは。
ダイビル、素敵ですね。是非、見学に行きたいです。
建物見学、ご一緒にできたら本当に嬉しいです。
まあ、ままならず 一人でボチボチ回ります。
都会は広くて大変。
明日、お会いできますよね。嬉しいです。
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