猫まんじゅう犬まんじゅう

縁により家族となった5匹の猫と2匹の犬。
ふわふわの毎日に感謝しながら、
彷徨いながら歩むわが家の記録。

残したもの

2017年09月24日 | ちびクロ


どーしてこんなに悲しいのか。

昨日はちびクロが残した何を見ても
悲しくてしょうがなかった。

赤いベッド、キャリーケース
ペットボトル、タオル、シリンジ
ミルク、哺乳瓶
オシッコの染みのついたシート
とっても短い毛のついたキッチンスケール

私はどうにかなってしまったかと思うほど。

夫さんにも
たった4日世話しただけでそんななってたら
うちのコらの時どーするの?
と言われた。

私は決して涙もろいほうではない。
年相応に涙腺は緩くなってるが

例えばあの日、ちびクロを動物病院に預けて
数日後に亡くなったと言われても
残念、かわいそうにとは感じても
こんなに悲しくはなかったと思う。

Facebookなんかでよく投稿されている
ペットの死に関しての悲惨な話や
心温まる話には、やっぱり涙してしまうが
それはその時だけのこと。

他人事と思えるからだろう。

でも、ちびクロと接した約70時間
『命』に直に触れてしまった。
だからだろうと思う。


もっと何かができたはず、と
くり返し考えたが
今は、ちびクロは寿命を全うしたと
思えるようになった。


あの日、是か非でも動物病院に預けて
栄養補給の処置をしてもらえば
救えたのかもしれないとも思った。

でも、3少年のひとりNくんのお母さんが
チューブを入れての処置を
しなければならないまでになったら
自分が引き取るとおっしゃってると
Hさんから聞いていたから

その言葉が、おかしな言い方かもしれないが
後悔しそうになる気持ちの救いとなっている。


ちびクロを勝手に擬人化しているわけではない。
でも、車から救われた経緯を聞くと
やっぱりちびクロは本能のままに
生き続けるために頑張ったと思えてしまうのだ。

そんなに頑張ったのに私が死なせてしまった気がして
悲しくて悔しくてたまらなくなるのだ。

救われた日の数日前から
複数の鳴き声は聞こえていたという。
だんだんとひとつの鳴き声のほうは弱くなって
でも、もうひとつは力強く泣き続けていたと。
ちびクロだ。

ボンネットから出された時
ちびクロのきょうだいは間に合わなかった。
でも、そっちのコのほうが少し大きかったという。

ちびクロは生後3週間くらい経ってると
思われるのに、産まれたてより軽く小さい身体で
それこそ必死に助けを求めたのだ。何日も。

助けられた時、少年のタオルに包まれた時
私の家にやって来た時
もう鳴いていなかったから
本能で安全なところにいるとわかったのだろう。

そんな『生きようとする』本能に
突然触れてしまい、それがあっけなく消えてしまったから
こんなにもやるせないんだと思う。



簡単に祭壇のようなのを作ってみた。
ミルクとお水と1度も食べられなかったカリカリ。

ちびクロを供養するというよりは
ちびクロが私の心に残したものを
すっと考えていくために。

動物愛護につながるなにがしかの活動を
していきたいと模索中の私には
ちびクロとの出会いは
とても大切な経験となるだろうと思う。




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