政権崩壊ふたたび

まさかの福田首相退陣表明から一夜明けた。
今日は、朝から街頭に出て訴える。ものすごい反響だ。

安倍首相に次ぐ政権放棄。
わずか一年の間に二人の首相が政権投げ出し。
信じられない異常事態であるが、問題の本質はたった一つ。

民主主義において、国民の信任を受けない政権はかくも脆いもの、ということだ。小泉政権から引き継いだ安倍政権も福田政権も、総選挙を避け続けた。民意を問えという国民の声を無視しつづけた。民意のバックボーンを持たない政権は、どれほど優秀な首相であろうと、どれほど能力の高い閣僚を揃えたとしても、危機に直面したとき、それを突破する力を持たない。これが、民主主義の本質だ。

民意のバックボーンを欠いた政権は危機に直面し脆くも崩壊する。この素朴な真実を、つぎに総理の座に就く者は噛みしめるべきであろう。またぞろ政権のたらい回しをすれば、民意の痛烈なしっぺ返しを食うことは必定。それは、更なる国政の停滞を意味し、この国の危機はますます深刻化するにちがいない。

したがって、答えはただ一つ。解散総選挙で、民意を問うということだ。われわれは、正々堂々と受けて立つ覚悟だ。
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