493 緑濃き

　　日曜日から妻と二泊の東北旅行に。「大人の休日」クラブで年に二三回やっている、ＪＲ東日本15000円で乗り放題。東京→盛岡→湯瀬温泉（泊）→男鹿半島（泊）→秋田→新庄→山形東北新幹線、でそれほど頑張って距離を稼いだわけではなかったが正規運賃なら五万円ほどの分は乗っただろうか。事前計画をしないイイカゲン乗り鉄の僕としてはラッキーなことに新型蓄電池電車の一号車にも乗れた。東北はしばらくぶりだったが、山も田畑も緑が濃いのを再確認した。まあ、日本中緑は濃いのだけれど人が少ないのでより感じたのだろう。やはり関東よりは植物季節がわずかに遅れていて、緑の森のヘリのヤマボウシ、マタタビの白が鮮やかだった。
　　その間に事前投票していった都議選の結果が出て、男鹿半島の霧の向こうに北朝鮮のミサイルが落ちてなど旅気分でない社会も進行していたようだ。男鹿半島はなまはげ風習の地で、その見学も良かった。妻と「あれは良いものだなあ」と話し合った。「寝坊な嫁はいねえか」「勉強しない子供はいないかあ」。子供に勉強を組み合わせるのはちょっとなあとも思うのだが、広い意味の勉強なら良いか。驕るもの久しからずや、なんて昔からの箴言てホントにすごいなあ。