「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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放射性物質が漏れ、研究員が吸い込む事態を当初報告しない日本原子力機構の闇。橋下市長リコール会議報告。

2013-05-25 07:19:04 | 福島第一原発と放射能
 徹夜して、先ほど東京についたところです。
寝てないので、最低限必要な事のみ記載して、仮眠します。
 
 まず、日本原子力研究開発機構は、茨城県東海村の実験施設で、放射性物質が施設の外に漏れたと発表しましたが、これ実は23日昼におきていて、当初、国への報告もしていなかったということです。報道によれば、陽子ビームを金にあて素粒子を発生の実験で、ビームが通常の400倍になり、金が蒸発し、放射性物質が発生して、研究者が吸い込んだとみられていて、最大の被曝量は1.7msvになっているそうです。

 この話は、まず福島第一原発事故後でも、原子力推進側が、ばれなければ、平気で隠ぺいしようとする構図がまたしてもあからさまになったということです。こうした日本原子力研究開発機構の姿勢は許せません。

週明け、日本原子力研究開発機構にきちんと国民の抗議の声を伝えるべきです。

 さらに、この被曝は1.7ミリシーベルトもさることながら、蒸発して発生した放射性物質を研究者自身が吸い込んでしまっていることが問題です。体の外側から放射線が当たるよりも、経口で誤って飲み込むよりも、吸気による危険が大きいことは、『プルトニウム・ファイル』などの記載などで、僕らも学んだことです。研究員の方が、こうした事態になっているのは、とても憂慮します。

 放射性物質を、この日本は適正に扱える可能性がどんどん下がっている現実を、僕らはきちんと認識すべきです。
 
 また、きのうは、株式市場も異変続きで、乱高下をくりかえしました。一時は一昨日終値よりもさらに五百円ほど下落しましたが、最後は前日より128円47銭高の1万4612円45銭。しかし13年ぶりに、1100円落ちた相場の翌日も、128円しか戻せていないのが、この日本経済の実体です。アベノミクスなどという仮面は、うさん霧消する流れです。本当に壊れ始めると、実はあっという間です。

 こうした時代に女性がどのように身を護るべきなのかということも明日のテーマになります。

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 僕はまず貴女が生き続けることが大切です。自分の命を護って下さい。 

明日 【5/26(日)放射能防御女子会 IN 三宿】 

 13:10開場。13:30~16:30。「世田谷がやがや館」 世田谷区池尻2-3-11

  申込と詳細→ http://kokucheese.com/event/index/90304/ 

  独身女性、お子さんのいない既婚女性の会です。母になっていない女性が、被曝の話を考える会です。

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 さて、本当に壊れ始めると、あっという間なのは、株ばかりではありません。西の焦点は、大阪の橋下市長。国際世論から、非常識と認定された橋下市長に、リコールの声が上がり始めました。
大阪の弁護士の呼びかけで、開催された会合に、僕たちのグループの女性も覗いてきました。そのリコール会議、第一回の現況報告です。マスコミの関心も高いようですが、まずは懲戒請求からスタートの話です。
 
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5月24日(金)橋下リコールの会合に行ってきました。
 
「もう、ほんま、腹立ってしゃあないねん。」
最初にひょうひょうとした感じでこう切り出したのは、今回の会合の呼びかけ人である辻公雄弁護士です。
 
大阪の弁護士を45年間務め、西淀川公害訴訟やオンブズマンをされてきた市民派の弁護士。弁護士時代から橋下氏を知る辻弁護士は、「弱肉強食の独裁者、文化つぶし、マスコミにのる名人、強敵」と、彼を評します。
 
会場の後ろには、新聞テレビのマスコミ各社の報道陣がずらり。6ヶ月前に、大阪市でがれき反対の記者会見をしたときの冷たい対応とは大違い。熱気さえ感じられて、ずいぶん状況が変わったなと思いました。
 
参加者は30名くらい。開催された場所が大阪弁護士会館とあって、弁護士の方の出席が目立ち、内容の良い会合になりました。
 
「弁護士しての品位と公職者としての品位」をどん底まで貶めた暴言について、そして、「弁護士として絶対に行ってはならない基本的人権の無視、女性の差別・蔑視を行った」ことについて、参加者から厳しい意見が出されました。
 
そして、大阪弁護士会として、「人間の正義と自由を否定する言動をこのまま看過するようなことになれば、法曹としての人間の質が国際社会から問われることになる」として、懲戒請求を行うことになったと伝えられました。
 
橋下市長を選出した、よしもと好きの“民度の低い大阪”、とよく言われますが、弁護士の方々の話を聞いて、良心や常識が生きている、“よき大阪”を久しぶりに見た気がしてうれしくなりました。

リコールの技術的説明については、大阪「原発」市民投票の陣頭指揮をとり、今も各地の直接民主制の実施にかかわっておられる今井一さんが、数字を挙げながら具体的に示してくれました。しんどいけれども、決して不可能ではない、というイメージが参加者の頭の中に描かれ、この機を逃すまい!恥さらしを引きずりおろさねば!という声が口々に漏れてきました。

リコールについては、更にまた、日を改めて会合が持たれるようです。
 
 懲戒請求の署名は、全国から提出できます。橋下氏の弁護士としての懲戒に賛同される方は、住所、氏名、そして、印鑑を忘れずに押して、月曜日までに投函し、水曜日の午後必着になるように下記住所に郵送してください。

〒530-0047
大阪市北区西天満6-7-4 大阪弁護士ビル6F603
弁護士法人 大手前ノーベル法律事務所大阪事務所


懲戒請求書(抜粋)
「対象会員(橋下氏)の従軍慰安婦発言は、今なお国内外から批判、非難が続いている。それほど、深刻な女性蔑視、人権侵害の発言だったという証左でもある。しかも、対象会員(橋下氏)は発言を撤回しようとはせず、責任転換や論理のすり替えに奔走している。・・・
 
対象会員(橋下氏)は、自分を批判する内容のマスコミや有識者の報道、発言には、自らのツイッターなどを駆使して口汚くののしることを常套手段にしている、その一方で、自分の犯したミスや道義的責任は一切ほうかむりし、部下職員や第三者に責任転換することがきわめて多い。・・・ 
対象会員(橋下氏)の発言は、大阪市長としての品位を著しく害する非行であり、ひるがえって弁護士としての品位を著しく害する非行が加重されるべきである。」

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 この橋下市長リコール問題についても、当然話すことになると思います。200人の講演会で開催予定でしたが、あとわずかで満員の為、満員となるようでしたら、もう少し座席を増やせないのか、検討します。

【6/8(土)木下黄太講演 IN 大阪】   

 「大阪ガレキ問題から考える放射能汚染」

 橋下市政で揺れ動く大阪市で、開催します、木下黄太講演会。 

大阪市が4人の逮捕者を出しながら、市民の強い反対の中、強硬に推し進めた被災地瓦礫の受け入れ。只今、焼却が小休止しています。 中国から飛来する黄砂やPM2・5の数値の悪化の報道の中、大阪の大気汚染の実態は、ほんとうのところどうだったのか?鼻血、ぜんそくの悪化、呼吸困難、皮膚病の悪化など、健康被害についてのレポートもあります。
がれきの焼却による、水や農産物の放射能の汚染は、どこまで広がるのでしょうか?そのリスクは? 

 

5/25~6/13まで、ガレキ焼却がストップしている期間なので、大阪開催に踏み切りました。  

日時:2013年6月8日(土)13:15開場 13:30開演 16:00 終了予定   

会場:天王寺区民センター ホール   

申込詳細はこちらへ⇒http://kokucheese.com/event/index/91250/

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一人だけキャンセルが出たので、どうして参加したい方は、直接おいで下さい。

本日「5/25(土) 木下黄太と話す被曝問題」

05月25日(1310開場 1330開始~1630終了予定)
開催場所 太子堂区民センター 第4会議室
(東京都世田谷区太子堂1-14-20)


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