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被曝回避側を誹謗中傷する所業でお馴染みのアゴラ・池田信夫氏を、伊藤和子弁護士が名誉毀損で提訴。

2016-05-20 22:33:33 | その他

 

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池田信夫氏といえば、被曝回避側を誹謗中傷することで、大変に良く知られた輩です。

インターネット関係者から、20年近く前から、彼に関しては良い噂を聞いたことは僕はありませんでした。

元々、イメージが悪かったのですが、被曝回避側などを、彼や彼の傘下であるアゴラの石井ライターなどが、過剰な誹謗中傷することを見たり、僕自身も体験させられて、鬼畜的な輩というのは、同じ穴に集うものだなあと感心していました。

そして、琵琶湖の木材チップ放置事件が起きた時に、下記の内容を記事に書きました。

こういう人々の陰惨なネットワークの一端が垣間見えた気がしていました。

あの池田信夫氏の関係者が、琵琶湖畔放射能高濃度汚染木材チップ放置主犯格の元郵政官僚という奇々怪々。

そして、今回は、ヒューマンライツナウの伊藤和子弁護士が、池田信夫氏を名誉毀損で提訴したそうです。

提訴された名誉毀損は、次の話に関してです。

国連の特別報告者が「日本の女子学生の30%が援助交際をしている」と発言していた内容に関して、伊藤和子弁護士を絡めて、池田信夫氏はこうツイートしています。

〔 国連に「性奴隷」を売り込んだ弁護士が、今度は「日本の女子学生の30%が援助交際」などのネタを売り込んでいる。 https://twitter.com/KazukoIto_Law/status/658062644117508096  〕

伊藤弁護士はこの名誉毀損の提訴について、こう説明しています。Facebookのご本人ウォールよりの転載です。

https://www.facebook.com/ito.kazuko/posts/10208668087674034

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昨年10月下旬に、国連児童ポルノ等に関する特別報告者が来日し、この方が開いた記者会見で、日本の女子高生のなかでの援助交際の比率について言及し、その後撤回するということがありました。

この一連の動きに関連して、国連特別報告者に虚偽の報告をしたのは私であるとの、事実に基づかない情報を流す人間が現れ、多数の人に流布される事態となりました。
その経緯は、以下に詳細に説明しています。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20151101-00051024/
こうした行為は明らかに名誉棄損であり、私が国連に対し虚偽の事実を報告している、という誤解が生まれることは大変な心痛です。これに伴い現実にも不利益をこうむっています。
そこで、こうした情報を流した、言論プラットフォーム代表者・池田信夫氏を被告として、東京地裁に名誉棄損訴訟を提起しました。
弁護士としてたくさん提訴してきましたが、自分が原告になるのは初めての経験です。

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池田氏は、ご自身のブログで反論としてこういう記事を出していますのでリンクは張っておきます。しかし、タイトルを読んでも、「スラップ訴訟」という言葉の定義がわかっていない気がしますね。

伊藤和子のスラップ訴訟について http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51976287.html

インターネットの法的問題に詳しい、紀藤正樹弁護士は、こう話します。

「そもそも、あまりにも荒唐無稽な話なんです。国連の特別報告者が一人からだけ聞いた話をそのまま信じて報告したという構図だとしていることが、外から見たらおかしいですよ。国連の報告者ですから。そして、日本の女子高校生で30パーセントが援助交際しているという話自体もそもそも荒唐無稽ですから、そんな信憑性がない話を、伊藤弁護士のような緻密に話すタイプの弁護士が言ったと考えるのも、あまりに馬鹿げた話です。伊藤弁護士の人権擁護活動などに、こうしたデマを鵜呑みにした人がいることで、実際に業務に支障が出ているようです。それを一部の官僚などが信じているとも聞きましたから、日本の官僚劣化はどこまで進むのかと感じています。

ネット空間で、こうしたデマは圧倒的多数ではなく、常に極く少数の人間だけがおこなっている状態がなんであるのかは、きちんとした考察が必要です。

そして、あの池田信夫氏を相手にするのは大変ですから、訴えるにしても、忙しい伊藤弁護士の負荷は大変だろうと思います。伊藤さんが頑張って、闘うことを選択してくれたと、皆さんは是非感じたほうがよいとおもいます。

実は普遍的に考えると、ネットのデマをどうするかということは、一般のユーザーにもかなりなマイナスは生じていますよね。そうした意味では、この提訴は今のネット時代を象徴する出来事であるとも感じています。

ネット空間ではおかしなことが起こり続けて、僕も闘い続けています。

闘わないと、サバイバルできない状態が、僕にも貴女にもおきるのが、日本の未成熟なネット空間と思います。

それを、どういう輩が、我が物顔で駆使しているのかは、いつも確認する必要がありますし、その構造をきちんと暴かないとならないと強く思います。

 


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