一日一生。そう考えたら、”永い一日”。いろいろ楽しいことがあると良いね!
高野山。
金剛峯寺から歩いて、奥の院へ。
奥ノ院口から一の橋を渡ると、
杉の巨木が林立する道が続きます。
程なく行った右手に、司馬遼太郎文学碑。
高野山に導いてくれたような作家ですから
ぬかりなく記念撮影。
開山壱千壱百年記念塔がありました。
昨年が1200年記念でしたから、100年前の塔
なんですね。
高野山、金剛峯寺。
主殿の中は、撮影禁止でしたが、
立派な襖絵の部屋があったり、
豊臣秀次が自刃した部屋があったり、
観るところが多かったです。
蟠龍庭という庭もありました。
雲海の中で雌雄一対の龍が奥殿を
守っているように表現されている
庭です。
雲の海を泳ぐ龍の姿に見える・・・かな。
高野山、金剛峯寺の大主殿。
大屋根の上に桶が2つ。
防火用水。
昔はどの建物にもあったそうですが、
今ではこの大主殿のみ残しているそうです。
八月なのにまだ紫陽花が咲いています。
標高が高くて涼しいからでしょうか。
高野山はちょっと不思議なところです。
高野山、金剛峯寺。
全国および海外の末寺4千ケ寺の真言宗総本山。
海外、特に西洋からの観光客が目立ちます。
欧州はテロが物騒で、日本は安心なのかも。
提灯には二つの異なる紋。
両方とも金剛峯寺の寺紋だそうです。
普通は一つですが、珍しいですね。
左の桐の紋は、豊臣秀吉が建立した青巖寺の紋。
明治2年(1869年)に金剛峯寺と改称される前は
青巖寺と呼ばれていたのだそうです。
右の三つ巴の紋は、丹生都比売神社の紋。
丹生都比売神社は紀伊の国の一宮で、空海が
金剛峯寺を建立する際に神領を寄進したと
言われています。
高野山、壇上伽藍。
孔雀堂という建物がある。
孔雀明王を祀ってある。
あの美しい羽を広げる姿が、
神と崇められたかと思いきや、
そうでもないらしい。
司馬遼太郎の「空海の風景」の中で、
大阪肥後橋で食事をしていて、不意に
孔雀を見たくなって、天王寺動物園へ
赴く下りがある。
孔雀は悪食で、毒蛇、毒蜘蛛なども
容赦なく食ってしまう。そんな孔雀の持つ
解毒性が抽象化されて「孔雀明王」が成立
した、ということらしい。
そう言われてみれば、この像も違った姿に
見えてくるような。。。