一日一生。そう考えたら、”永い一日”。いろいろ楽しいことがあると良いね!
三浦半島、観音崎。
東向きの岬をめぐる道は、もう陽が陰る時刻。
海の向こうに見えるのは、房総半島。
観音崎という名前は、奈良時代の741年に
行基がこの地に住む大蛇を退治して観音様
を祀ったと言う由来。
海を渡れば、すぐ房総半島に行けるので、
交通の要衝だったろう。それにしても行基様、
いろいろな所でご活躍だ。
岬の先は、波に洗われて奇岩の様相。
グランドキャニオンのミニチュアのようだ。
横須賀の町から歩いて、観音崎に到着。
写真の燈台みたいな白い塔は、観音崎燈台
ではなく、海上保安庁東京湾海上交通センタ
なのだ。
観音崎燈台はこちら。
江戸幕府が開国して、列強の船舶交通の安全
のために造らされた日本最初の様式燈台だ。
上まで登れるそうだが、昼飯もまだだったし、
足は棒になりつつあるし、その気になれません
でした。ごめん。
日本武尊がここから上総に渡ったと言われる
御所ケ崎。その先にある走水は小さな港町。
小さな食堂があって、昼飯でもと覗いたら、
超満員。ガイドブックに載ってる店なのかも
しれませんが、これやから東京は嫌いやねん!
観音崎京急ホテルの海側はボードウォークに
なっていて、夏には絶好の散歩道になりそう。
でも、今日は寒過ぎ。
目の前の海は東京湾の玄関口。
山積みのコンテナ船と、円いガスタンクを
載せた運搬船がすれ違う。
海の向こうに富士山が見るには、三浦半島の
西側に回らなければならないのだろう。そう
思って今回はあきらめていたのですが。
なんと、こんな景色に出会えたのでした。
今日は、この景色を観れただけで大満足。
走水小学校近く、よこすか海岸通り沿い。
サイクリングの外人さんが、同じように
富士山に感動の様子でした。
よこすかポートマーケットに置いてあった、
地図を見ながら歩きました。馬堀海岸から
観音崎への途中、「ヴェルニーの水」という
のが地図に載っています。
行ってみると、水道局の敷地の中に煉瓦造り
の水道がありました。横須賀市水道の始まり
の水源地なのだそうです。
水栓から湧水を飲めるとのことで、飲んで
みましたが・・・、水の違いが解るほどの舌は
持ち合わせていないと自己認識しただけ。
ポリバケツに何杯も汲んでいた人がいたので、
解る人には解るのでしょうが。
走水水源地を過ぎて、上り坂の途中、梅の枝
に小さな花が咲いているのを見つけました。
今年初めての梅の花。