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違法薬物を根絶させる施策はあるんでしょうか?

2019年06月15日 | タイの海外安全情報
 
 日本の反社会的勢力も絡むタイの麻薬組織の難題、一年ほど前から、バンコク・パタヤなどの繁華街
近辺で、かなり厳しい取り締まりが実施されるようになってはいますが ・・・ 昨日からの続きです。

それはそうでしょう。 国連薬物犯罪事務所からも「軍事政権が発足した2014年と近年の
押収量を比較すると覚醒剤は約18倍、ヤーバーは約5倍に増加している」と指摘されています。

 

今年6月現在、タイ全土の刑務所には30万4,400人もの犯罪者が収監されています。
これは世界で6位、東南アジアの国々の中では最悪の数字だと言われていますが、

その7割は麻薬・薬物の犯罪だいうから驚きです。同時にタイ国を悩ます大きな問題は、
国内で薬物が簡単に入手できますので、使用者から常習者へ、再犯も増えていることです。

覚醒剤の末端価格も下がっており、ヤーバーは1錠150バーツ(約530円)で入手でき、よって、
常習者の低年齢化も目立っているようです。麻薬取締委員会によると、“300万人の使用者がいる”
といいます。 昨年6月かな「今は一番ピークになっている」と関係者のコメントもありました。

 
 <時折 麻薬の恐怖や更生方法など特集されますが>

昔から「タイは麻薬天国」という言葉さえ存在します。でも一時 減少した時期もあるんです。
タクシン元首相が在任中の03年から04年にかけて「麻薬一掃作戦」が実施され、これにより

麻薬の売買市場がかなり衰退しました。同作戦に数万人がかりの軍隊・警察を導入し、政府が
作成したブラックリストを元に、リストアップされた人物を強制逮捕したり処刑しました。

 
 <タクシン元首相>

同作戦により9万人の売人が逮捕され、一般市民を含め2,500人以上の売人が殺害され、
軍と警察の殉職者は25人を数えました。しかし、人権的観点から世界で大きな批判も

浴びました。 同作戦の麻薬撲滅対策は行き過ぎたんでしょうが、このくらい
思い切った姿勢で臨まないと、タイから麻薬・覚醒剤は無くならないんでしょうネ。

 

勿論、中々 絶つことができない「麻薬常習者対策」も行なってはいます。使用者が自発的に
申告した場合は罪を問わずに「患者」として更生医療施設へ入所させる制度を導入しており、
使用者の社会復帰に力を入れています。昨年は約21万人が利用しています。この数字も驚きです。

隠れ常習者もいるでしょうから、これだけでは とても追いつきません。民間でも更生施設や
団体はいくつもあります。 地方にある「タムグラボーク寺」などでは、僧侶による漢方薬
治療や仏教的な教えを行なうことで、麻薬中毒から脱却しようというプログラムもあります。

 
 <寺で更生を目指す常習者たち>

食費以外は無料で滞在でき、国籍も年齢も性別も問わず滞在することができます。ただし、何度も
入所することはできず、一生に一度だけ。再犯は嘘をついたことになり、僧侶はそれを許さないとか。

このような寺や施設で更生したと思っても、社会に戻れば周囲の誘惑があります。再び手を
出してしまう者が多いと聞きます。 刑務所や施設に送るだけでは解決しないんでしょう。
 この大問題、日本もそうでしょうが 何か方法は無いんでしょうか?  


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