日本国内ツアーで「三つの出来事」に驚きました！

　
　最近、日本の男女国内ツアーで驚いたことが三つあります。

一つは、JLPGAレジェンズツアーで「太陽生命 元気カップ５月１日」の60歳以上のグランド
シニアの部で、岡田美智子プロ（76）が１バーディー、３ボギーの74で回り、同大会史上初の
年齢以下のスコアでホールアウトするエージシュートを達成したこと。男子ではよくありますネ。

　
　＜岡田美智子プロ＞

岡田プロと言えば、1995年の「大王製紙エリエールレディス」を50歳312日で優勝しており、
今でも破られていないツアー最年長優勝記録保持者です。年齢の壁を破り続けるレジェンドに、
また新たな偉業が加わりましたネ。試合では初で、プライベートでは７回前後出しているとか。　

プロ一期生の岡田さんは、普段から健康管理や食生活など気をつかいながら、午前５時半には
起床して１時間前後のスロージョギングを行なっており、試合中は４キロを走り、トレーニングも
欠かさずやっていると言います。それが「今も長くゴルフをやれている秘訣」だそうです。

　
　＜山路晶プロ＞

二つ目は、勝みなみプロが優勝した「リゾートトラスト・レディース」の第二日に、山路晶プロが
３番（139ヤード）と７番（172ヤード）でホールインワン（エース）を達成したことです。　

二度のエースは男女を通じて国内ツアー初の快挙です。ツアープロでエースを出す確率は
3,000回の１と言われ、二度となると6,700万分の１だそうで、まさに奇跡が起きました。　

もし最終日だったら、パー３全ホールに800万円のホールインワン賞が設定されていたのにネ。
残念ながら、未勝利で黄金世代の一人の山路晶プロは予選落ちしてしまいました。それでも
主催者から最初のエースに10万円、二度目の快挙に100万円の賞金が贈られました。

　
　＜11年にアルバトロスとエースを出した有村智恵プロ＞

山路プロは中学時代にプライベートで二度、試合では昨年の「富士通レディース」の初日以来
通算三度。ツアー４位の平均飛距離256・03ヤードを誇る飛ばし屋です。オフに臀部と体幹を
鍛えた効果でアイアンショットの精度が増したそうで、結果はエース二度、今度は優勝ですネ。

三つめは「～全英への道～ミズノオープン」で、日本ツアー10年目にして初優勝を飾った
フィリピンのジュビック・パグンサン選手（43）です。2011年のアジアンツアーの賞金王

　
　＜全英オープンもゲットしました＞

ですから、日本で勝利したって不思議でもありません。何に驚いたかって、キャディを付けず
クラブは11本でプレーしたことです。これはプロの世界では考えられないことだそうですヨ。　

コロナ禍での感染予防のため、ハウスキャディーが使えず、電動カートを押すセルフプレーの
選手が多かったようですが、パグンサン選手は、“カートはグリーン周りで遠回りしなければ

　
　＜バッグを担ぐパグンサン選手＞

ならいから” と、クラブも14本から11本と軽量バッグして 担いで戦っていました。　普通、
プロは試合で14本以上用意したい気持ちになるそう。３本も減らすなんて考えられないと
いいます。　43歳という年齢で、通算17アンダーでの初優勝ですからネ。　驚きました。　　


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