プラヤド・マークセン選手、今季 初めての優勝です。今年も “タイの鉄人” は健在ですネ。
ツアー史上初めて台湾で行われた国内シニアツアー「富邦仰徳シニア盃(フーボン・ヨウトク
シニアカップ」が、林口ゴルフクラブにて20日に最終日が終了。 トータル 12アンダーまで
スコアを伸ばしたプラヤド・マークセン選手が今季初優勝を挙げました。 3年連続のシニア
賞金王へ向けて、まずは一つ目の白星をゲット。相変わらず日本シニアでは “敵無し”です。
日本プロゴルフ協会(PGA)は、今季のシニアツアーとしては19試合が行なわれ、昨季に比べ
1試合増え、賞金は1,000万円減の総額8億6,500万円の予定です。その新規大会が、PGA主管
競技では初の海外で開催する大会となる、今回の「富邦仰徳シニア杯」でした。
倉本昌弘PGA会長(62)は「今後もベトナム、韓国などアジアを含めて海外試合を増やし、年間
賞金総額を10億円までもっていきたい」と、海外進出に積極的に乗り出す方針を示していました。
その海外でシニア初代チャンピオンとなったのが、プラヤド・マークセン選手でした。1打差2位に
迫ったのが地元・台湾の盧建順((ロ ケンジュン)プロ 58歳でした。盧建順プロも昨年から台湾
シニアPGA会長の役職に就いたばかりで、倉本会長と同じく会長職 兼 選手です。就任時「日本と
台湾の大きな架け橋になれるように頑張る」とコメント。早々に上述の大会が実現したのでしょう。
<盧建順 会長と倉本昌弘 会長>
実は、昨年の日本シニアツアー「日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ」で、
前年覇者でシニアメジャー4連勝を狙ったプラヤド・マークセン選手を阻んで、日本シニアツアー
公式戦の日本プロシニア選手権を初制覇しました。これで3年シードを獲得したことで、
“アジアの渡り鳥”と呼ばれていた彼が、日本を主戦場にする決心を固めたんだそうです。
台湾では大選手で、戦歴は40勝を超え、アジアンツアーでは賞金王に2度輝き、シニアツアーを含め
海外ツアーでは17勝を数える百戦錬磨の猛者と言われていました。その盧建順プロが日本シニア
ツアーで戦うのですから、マークセン選手と同様、日本選手にとっては強敵が現れたものです。
そう言えば、シニアの日本勢にとっては「打倒マークセン」が、合言葉になっている噂の本人は、
今年もレギュラーツアーとシニア、そしてアジアンツアーの三つを掛け持ちして行くようです。
タイのホアヒン出身で16歳でゴルフ場(ロイヤル ホアヒンGC)にキャディとして勤め、25歳で
プロ転向(1991年)。ゴルフは独学といい、164センチと小柄ですが、280ヤード近い飛距離で
日本シニアを席巻しています。 この光景は、今年も続きそう、ライバルは 谷口徹プロ 50歳 かな?
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