タイでは今、黒系統の服が買えない、って！

　　
　日本ではゴルフファンが、松山英樹プロの日本メジャー・初制覇で喜び一杯でしょう。
タイの空は、昨日も夜中もプミポン国王ご逝去の悲しい雨が降り続いていました ・・・　

当ブログでも悲しいことが重なりました。　コメント欄に心ない読者からワチラロンコン皇太子の
誹謗中傷が、いくつか書き込まれました。　もちろん削除しましたが、このような時にそんなことを
書くなんて、飛んでもないことで本当に悲しい話です。　タイ国内でもこんなニュースが ・・・

　　

南部タイで昨日、王室に対する 「不適切なメッセージ」　をフェイスブックに投稿したとして、不敬罪で
女性 （43） が逮捕されました。　怒った住民が警察署に集まる中、女性が警察署の玄関に置かれた
国王の肖像の前で土下座して謝罪する様子がユーチューブに投稿され話題となっていました。

他のエリアでもいくつか起きているようです。　不敬罪にはいろいろ議論があることは承知していますが、
何もプミポン国王が亡くなられた、このような時期に、こんな行為をするなんて全く言語道断ですよネ。

　

改めて書きますが、タイでは国王や皇太子、王室の名誉を毀損したり中傷したりすると不敬罪で
禁錮刑になります。　過去にはフェイスブックへの投稿をめぐって禁錮30年の判決を受けた例も
あります。　この国のルールです。　訪タイしたりタイに関わるならルールは守りたいものですよネ。

ところで、タイ政府観光庁は 「多くのタイ国民は弔意を表すため、黒または白の衣服を
着用しています。　これは強制ではありませんが、可能であれば外出時には暗め色の
礼節をもった衣服をお召しになる事をお勧めします。」 と服喪期間の服装に触れています。　

　

では私もと思い、大きな？ クローゼットを覗いても見事に黒系の服がありません。　でも今は、市民が
黒色の服を買い求め、バンコクでは衣料品店の多くで黒色のシャツなどが品切れとなっているそうですヨ。

伊勢丹のある通りを更に北上すると、衣料品の卸売店が多く集まるプラトゥナムという場所があります。
ですが、国王が亡くなられた翌日の14日から今でも黒色の服を買い求めるタイ人で溢れていると聞きます。

外国人も百貨店や街中の衣料品店に、黒系の服を求めて詰めかけているようです。　
ユニクロでは、黒いシャツやズボンを求める客が途切れず、昨日も長蛇の列ができたとか。
私も探さなくてはネ （苦笑）。

　

昨日はプミポン国王の逝去後、初めての日曜日となりました。　バンコク市内は弔意を表す
黒い服に身を包んだ人々の姿が多く目につきましたが、普段通りのバンコクです。

営業自粛中の一部の遊興施設は別として、４千社ある日系企業の大半も今日から、通常通りの
業務活動を続けます。　経済活動に大きな支障はありませんし治安も問題ありません。
　日本の皆さん、ご安心下さい！　元気なバンコクに戻りつつありますヨ。