バンコク首都圏では、新型コロナウイルスが終息しても 今の時期は、PM2.5の粉塵が
体内に入り込むことを避ける為にも、マスクの着用が必須です。 昨日からの続きです。
チャチャート都知事は、PM2.5の水準が悪化した場合、一部従業員を在宅勤務に切り
替える合意書を11の企業と交わしているとのこと。またバンコク各地と首都圏内で
建設中の鉄道工事現場に対し、一部の作業を控えることも依頼していると聞きます。
しかし、都庁のデータによると、バンコク首都圏における有害なPM 2.5汚染の54%は、
道路交通によるものであり、運輸省の統計では、首都圏には1,053万人の人が生活しており、
車両が なんと1,067万台も登録されていると言われています。かつ、首都圏に住む人の
移動手段は、全体の3分の2以上 (68.7%) を自家用車が占めています。
昨年の11月30日付の当ブログでも、バンコク首都圏のバス路線に電気バスを導入する動きが
加速していることに触れましたが、今月22日時点で、45前後の路線で電気バス650台前後が
運行されています。以前のバスでしたら、いくら「車通勤からバスに変えて」と訴えても、
排気ガスを撒き散らすバスに乗れないでしょうが、電気バスが普及し切れば変わるかな。
タイ天然資源環境省公害管理局によると 2021年度は、多くの観測地点で大気中の微小粒子状
物質「PM2.5」の濃度が基準値を超え、「健康への悪影響が心配される」と言われる100をも
超えた地点が多く生じ、バンコク都は世界大気質指数に関し 汚染が進む都市の順位が、
第14位だそう。今も改善はされていないでしょうから、その順位も変らないでしょう。
バンコク都は交通渋滞や交通事故件数と交通事故死者数、そして大気汚染と、いずれも
世界上位に位置しており、タイ政府は恥ずかしい限りでイメージが悪すぎますネ。いくら
タイ政府観光庁がタイ国の素晴らしさを訴えても、これらの悪イメージで台無しですよネ。
以前から都民や市民に訴えても変りなく、ドライバーの安全運転意識の向上もままならず、
何を考えているのか、尊い命が失われるような重大な悲しい交通事故が一向に減りません。
もう 危険回避システムの装備ができたEV自動車、そして排気ガスの排出量が抑えられる
バイクの普及、バスはEVバスの完全運行を待つしか方法は無いようだと悲しいですネ。