今日午後12時頃からアソーク交差点(BTS・MRTのアソーク駅付近)で、反政府団体に
よる抗議集会が行なわれる、という注意喚起が、在タイ日本国大使館から流れています。
ちょっと気になりますネ。アソーク駅は、APECの会場となるクイーン シリキット国際
会議場(QSNCC)となる隣駅、同駅付近のアソーク交差点からラマ4世交差点まで
(ラチャダーピセーク通り)は、車両交通規制など引かれているエリアですからネ。
<画像の先方に会議場駅があり、手前がアソーク駅前交差点>
今日の午後に岸田首相はタイ国入りするのかな? そう言えば、2022年は日本とタイの
修好が始まってから135年の節目の年になりますネ。また、今年は沖縄が本土へ復帰して
50年を迎えています。そこでタイ米を原料としている沖縄の泡盛が、より両国の友好への
懸け橋になるようにと、岸田首相からプラユット首相に寄贈されることになりました。
沖縄県酒造組合の新垣真一専務理事は、“プラユット首相はじめ、タイ国の人たちに、タイの
お米を使った美味しい泡盛というお酒が、日本で作られているということを、もっと知って貰い
たい” と述べています。 更には泡盛がタイ国への輸出に弾みがつけば、販路拡大にも繋がる
と期待を寄せているようです。日本でも泡盛がタイ米だと、余り知られていないかも ・・・
沖縄県酒造組合の要請を受けた同県選出の国会議員らが官邸に働きかけ実現し、明日18日に
開かれるAPEC首脳会議に出席する岸田首相からプラユット首相へ手渡される予定です。
寄贈される泡盛は、酒造協同組合の主力商品の一つでもある「紺碧3年古酒」の3升甕とか。
タイの田舎でよく飲まれる “ラオカーオ” という安いアルコール度が高い蒸留酒は、タイの
お米で作られています。タイ語で「ラオ」は酒、「カーオ」は米、という意味になります。
<ラオカーオ>
さて、泡盛も そのタイ米で作られ、沖縄名産・泡盛はラオカーオが、ルーツなんですネ。
泡盛に使用される米は、タイの田舎で飲まれるラオカーオよりもっと良質でしょうけどネ。
今年は日タイ修好135周年目ですが、それ以前の約600年前から琉球王朝とアユタヤ王朝の
交易が始まり、当時から現在に至るまでタイのお米は、泡盛に使われて続けていると聞きます。
1420年頃からシャム王国(タイ)との交易で 米蒸留酒のラオカーオの製法が琉球国に伝来し、
現代に至るまで泡盛は重要な産品としてされてきました。タイ王国のラオカーオと琉球王国の
泡盛は、両王国の約600年間の交流を象徴する一つの証しでもありますネ。ラオカーオは
泡盛と違って、決して美味しいとは言えませんが、“訪タイしたら一度 お試しあれ” (苦笑)。