遼クンもタイガーも予選通過ならず！

　あぁ～　石川遼君、残念！　「全英オープン」　に予選通過とはなりませんでした。（悲）

　憧れ、そして尊敬もするタイガー・ウッズと一緒のラウンド、と云う理由ではありません、それは前日に
ウッズより3打良い数字を残し証明しています。穏やかな初日とは一変して強風と冷たい風が吹く二日目、
6番のプレー中に強い雨が降ってきたり、やはり　このターンベリー独特な天候に負けたのでしょうか？　

　遼クン、前半はそれに動じることなくスコアを1つ落としただけに留まり「全英オープンらしい天気の
中でゴルフができた」とホールアウト後こう振り返っていたそうですが、後半は乱れに乱れ、17番で予選
通過に望みをつなぐバーディを奪いましたが、結局　＋6の85位タイで終了しました・・・　　うむ～

　他の予選落ちした日本人選手のスコアと順位を比べて見ても、良い数字なんですがネ。列記してみると
96位池田勇太(+7)、118位矢野東(+9)、128位近藤共弘(+10)、147位小田孔明(+14)・・・　相当たる
メンバーの中で、遼クン大健闘だったんですが・・・　でも予選通過しなければ何の意味もありません。
｛予選を通過した久保谷健一(-3)4位タイ、今田竜二(+3)53位タイの二人が頑張っています、19日現在｝

　負けても勝っても、しっかりとコメントを残す遼クン　「前半は最高のゴルフができたが、まさかこんな
後半になるとは思ってもなかった」　と改めてターンベリーの難しさを痛感したよう・・・
「残念な結果になったが、風や地面の固さなど日本のコースとの違いを感じ、また状況に応じての
攻め方を考えてプレーすることができ良い勉強になりました」と振り返えっています。

　納得とは言えない二日目だったでしょうが、自分の持っているもの全てを「当たって砕けろ」とぶつけて
二回目のメジャー挑戦が終わりました・・・　いいんです、いいんです。まだ17歳、これからですヨ！

タイガー・ウッズだって、予選落ちしたんですから。きっとウッズは遼クンのプレーを見て動揺したのかも？
「彼の将来には世界が広がっている。あの才能を見ただろ？　まだ17歳。これから一生懸命練習を続けて
いけば世界で戦える」と完敗のウッズが絶賛しています。また　こんなことがあったそうですヨ。

　スタート当初は、50人以上の日本の報道陣を引き連れる遼クンに奇異な目を向けていたギャラリー、
タイガー・ウッズ、ウエストウッドもホールを重ねるごとに、そのスイングを観察するようになり、最初は
後ろについて歩くだけの遼クンに、二人が声をかけた瞬間が実力を認めさせた時だ、と伝えられました。

　大会を中継する地元英国BBCのカメラも、ウッズやガルシアら実力者だけでなく、次第に遼クンをとらえ、
世界に向けて発信していったようです。BBC解説者は、ダイナミックな遼クンのスイングを「ワイヤのような
しなやかさ。細身でも大きなパワーを出せる要因だ」と分析していました。

また　途中、特製おにぎりをほお張りながら堂々とプレーしていた遼クンに「なんで　“シャイ・プリンス
（ハニカミ王子）”と呼ばれているのだろう。シャイには見えないよ」とのコメントも言わしめています。

　「ＩＳＨＩＫＡＷＡ」に地元英国だけでなく世界も注目しました。
　いつか、メジャーで優勝する日も近いでしょう、頑張れ、遼クン！　明日がある！



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