首位タイでスタートした最終日、18歳のルーキー佐藤心結(ミユ)プロは、72のパープレーで、
通算11アンダーの5位に終わりましたが、立派な結果でした。 昨日からの続きです ・・・
心結(ミユ)は、色々な人と繋がりが出来るようにと命名されたとか。 そう言えば、アマ
時代の昨年10月「スタンレーレディス」では、渋野日向子、木村彩子、ペ・ソンウ選手らと
<2位タイでローアマを獲得>
プレーオフに進出、結果は渋野プロが勝利し、佐藤心結プロは2位タイに終わりました。 が、
その試合は、他の女子プロがビックリするほどのスーパープレーを連発し、「大変な高校生が
現れた」と、ゴルフファンもメディアも驚き、大騒ぎしたことは、記憶に新しいですよネ。
その弾みで同年11月のプロテストで一発合格し、翌月12月のQTファイナルステージで
11位に入り、22年のレギュラーツアー前半戦の出場権を得て、現在 戦っています。
しかし 当時を振り返れば、大変な日程でした。プレーオフ後、ひと息入れる暇も無く、
プロテスト2次 → 最終プロテスト → QTファーストステージ → ファイナルステージと、
失敗が許されない4イベントが続きました。 高校生時からメンタル面も強かったのかな。
でも、もし「スタンレーレディス」で優勝していたらテストが免除されます。 この貴重な
体験となった4イベントはありませんでしたから、今の彼女は存在しなかったかも知れません。
この二カ月で成長し強くなり、順調に行くか と思いながら22年が開幕しましたが、
苦戦続きでした。 プロの水は、そんなに甘いものでは無いと実感したようですネ。
<宮里藍さんからアドバイスを(右上)>
プロとしてルーキーイヤーの今季、予選通過が精一杯で 第6戦の「富士フイルム スタジオ
アリス」からは7戦連続予選落ちの苦悩も経験。 そこで宮里藍さんのアドバイスでした。
「ブリヂストン レディス」の練習日に 憧れの宮里藍さんから、「不振の魔法はないよ。積み
重ねていくことが大事」とアドバイスされ、目の前が開けたといいます。翌週の「リゾート
<ニチレイ レディス、最終日最終組の三人>
トラス トレディス」からは、四戦連続で予選を通過し、アマ時代の昨年10月の「スタンレー
レディス」以来、先週の「ニチレイ レディス」では、首位で最終日を迎えられました。
昨年は無観客試合でしたが、今回は多くの観客試合の中ですから、随分と緊張感も感覚も
違ったでしょう。ツアー初優勝はありませんでしたが、“この経験が、また 今後に生かせる”
と、前を向いているといいます。『そんなに甘くない』と思いならがも 年内優勝を狙っています。