現在、米国PGAツアーの海外メジャー第三戦「全米オープン」が、マサチューセッツ州
ザ・カントリークラブ(7254ヤード、パー70)で行なわれており、今日は三日目です。
今季メジャー三戦目で、メジャー通算2勝目を狙う松山英樹プロは、二日目を首位に5打差の
24位。出場した日本勢7人で唯一、決勝ラウンドに進みました。5打差は射程距離でしょうネ。
本人も、“悪くないポジションだと思う” とコメントし「射程圏内」を意識しているのでしょう。
<昨日はマキロイ選手とラウンド>
しかし今回の日本勢は歯がゆかったですねぇ~ 小平智・星野陸也・香妻陣一朗・出水田大二郎・
杉山知靖プロらは、国内外の予選で出場権を得て参戦しましたが、またも厚い壁に阻まれました。
そして昨年、マコーマックメダル(世界アマランク1位)を受賞した中島啓太クンも ・・・
今年を含めて過去10年に、松山プロを除き日本選手で「全米オープン」に出場した選手は
延べ38人いましたが、その内予選通過は9人しかいませんネ。「全米オープン」と日本人は
相性が悪いのか、最高位は 2016年 宮里優作プロの23位以来、上位争いは 全くありません。
<この時はお父さんも応援に駆け付けました>
相性の問題ではなく実力が正直に結果を表わしているんでしょうネ? ちなみに過去の
「全米オープン」の日本勢のベストテンは、6回しかありません。1980年 青木功2位、
1987年 中島常幸9位、1989年 尾崎将司6位、2004年 丸山茂樹4位、2013年 松山英樹10位、
2017年 松山英樹2位と、いかに「全米オープン」が普通の大会でないことが理解できます。
<AON時代が懐かしい>
1980年代はAONの全盛期でしたからネ。1982年は年間46試合もあって、年間の賞金総額も
欧米のツアーを上回っていたといいます。ジャンボ12回、青木5回、中嶋4回と三人だけで
実に、21回も賞金王に輝いており、男子ツアーは観客動員数も多く 大人気でした。
その頃は、欧米のツアーは日本よりも早くシーズンが終わっていましたので、日本の秋口に
なると「太平洋クラブマスターズ」や「ダンロップフェニックス」などの大会に、世界から
多くのトッププレーヤーがやって来ました。自ずと日本人選手は国内に居ながら世界の強豪と
競い合うことができ、彼らの技術も目のあたりに見られ、学ぶことも多かったでしょうネ。
<星野陸也プロ>
現在のプロの中で、一番期待されるのは、身長は186センチで手足も長く、ゴルフ向きの
体形と言われている星野陸也プロ(26歳)でしょうが、今回も決勝へ進めませんでした。
でも細すぎるかな? 筋肉と体重を増やすなど体型改善が必要かも知れませんが、昨年 石川
遼プロが米国下部ツアーのQTにトライしたように、早く米国ツアーに挑戦した方が良いのかも。