ジャンボも驚く 岡本綾子二世･笹生優花プロの心技体！

　
　「ニトリレディス」で 驚異の19歳ルーキー笹生優花プロが、日本屈指の難コース 且つ 風雨で
大荒れの小樽カントリー倶楽部でも圧倒的な強さを見せつけました。”大荒れの小樽CCで勝ったら

本物” と話していましたが、やりましたネ。　トータル13アンダーまで伸ばし獲得賞金は、
今大会の3,600万円を加え5,904万円となり、史上最速で5,000万円を突破してしまいました。　

　

一発合格した昨年のプロテスト後の11月17日に、ジャンボ尾崎が主宰するアカデミーに入門
したばかり。技術をそんなに指導していないだけに、最初の優勝の時、尾崎プロは努力だけを
称えていました。“パワーとスピードを兼ね備えた体をつくりあげた本人の努力以外になし” と …

入門を勧めたのは父の正和さん（62）ですが、娘が飛ばし屋であることから、“ジャンボ尾崎の
飛ばす技術のことだけではなく、飛ばすための考え方などを勉強させてもらうため” という、

　
　＜父 正和さん＞

狙いがあったといいます。弟子入りした時、初対面で強じんな足腰から250ヤードを楽々と
超えるドライバーショットを披露した際、ジャンボはその下半身の強さに驚いたらしいですネ。
“一体 どういう練習をしてきたんだ？” と尋ねた話は、有名になりました ・・・　　

正和さんの指導のもと、８歳でゴルフを始めた当初から、両足首に重りをつけて毎朝一時間以上
走り込み、最初は両足に250グラムずつだった重りは、小学校卒業時に１キロずつ、高校時代には　

2.5キロずつの計５キロになっていたそうです。 しかも走り込みから連日18ホールのラウンド、
素振りなど一日12時間に及び、練習中以外も起床から就寝まで常に重りを装着したといいます。

　

まるで巨人の星のように親子二人三脚で鍛え、小３で70ヤードの飛距離。１年で30ヤード伸び、
13歳からは50ヤードずつ伸び、現在の平均は260ヤードです。星飛雄馬ばりの手法で手にした
足腰の強さです。　体の芯がぶれないアプローチやパットも、この強靭さのお蔭でしょうネ。

10代で２大会連続優勝したのは、宮里藍さん（2004年６月に19歳1日で達成）、畑岡奈紗プロ
（2017年10月に18歳261日で達成）に次ぐ快挙です。ですが、幼少期からの鍛え方が二人とは
大きく違う点です。「第二の岡本綾子」になれると言われる要素は、ここにあるんでしょう。

　

最初にマスコミから「女ウッズ」と呼ばれたのは、規格外の心技体に加え、先回優勝した「NEC
軽井沢72」最終日のウエアが、赤と黒の上下でタイガー･ウッズの勝負服と同じだった為のよう。

今週の「ゴルフ５レディス」で３戦連続優勝でもしたら、宮里･畑岡の二人を超え「女ウッズ」
という異名も、完全に定着してしまうでしょうネ。　昨年の「シブコ選手」に次いで今年は、
「女ウッズ」。しかし、女子はタイミングよく次から次へと、スターが現れるものです。　　　


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