“いよいよ” と言うか、“早くも” と言うか、米国女子ツアーが、今日から開幕します。
米国フロリダ州にある「レイクノナG & CC(6617ヤード パー72)」にて行なわれる
『ヒルトン グランドバケーションズ トーナメント オブ チャンピオンズ』が その開幕戦。
<畑岡奈紗プロは今年からヒルトンのアンバサダーに就任>
過去二年間の優勝者のみしか出場できない同大会は、開幕戦に相応しくスポーツ界など
各界のセレブが集まるプロアマ形式で行なわれ、予選落ちなしの四日間で競われます。
プレーに参戦する、世界で名声を得ている著名人・名士たちが大会に華を添えますネ。
日本勢は畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花プロの三人が出場し、タイ勢はジュタヌガーン姉妹
(アリヤ、モリヤ)、パティ・タバタナキット、パジャリー・アナナルカーン選手の四人です。
有資格者のうちエントリーした選手は29人で、世界ランキング1位のリディア・コ選手
(ニュージーランド)、新人で2勝したタイのアタヤ・ティティクル選手は欠場で残念。
そう言えば、出場資格がある世界ランキング5位のコ・ジンヨン選手初め、キム・ヒョージュ、
チョン・インジ、チ・ウンヒ、パク・インビ選手ら、韓国人選手は誰一人として出場しませんネ。
その理由を韓国メディアが報じていました。どうやらツアーの日程に要因がありそうです。
韓国の選手たちは、昨年12月のシーズン終了後、帰国してオフに入った後、今月初めから
今季の準備のため練習をスタートさせているといいます。 殆どの選手が、タイ国などで
合宿しており、開幕戦に出場するには長時間のフライトで米国に入らなければいけません。
試合に出場するには二週間の時間が必要であり、開幕戦の代わりに練習に専念した後、
2月の第二戦で23日からタイ国で開催される「ホンダLPGAタイランド」に備えた方が、
タイパ(時間対効果 = タイムパフォーマンス)なんでしょう。理解できますよネ。
特に2010年代に入り、日本人・韓国人プロやアマ選手のタイでのゴルフ合宿が増えました。
米国ツアーを主戦場にしている韓国選手も、タイ国など東南アジア各国で練習をしている
ケースが多い。そうなれば、たった1試合のために米国に戻るよりも、アジアを拠点に
しながら2月開催のタイ国での米国ツアーに備えるほうが良いという判断なんでしょう。
翌週にはシンガポールにて「HSBC 女子チャンピオンズ」が開催されますしネ。
アタヤ選手も「ホンダLPGAタイランド」からスタートです。一昨年、同大会で勝利したアリヤ
選手と優勝争いを演じたアタヤ選手は、「ホンダLPGA」にはリベンジしたいでしょうからネ。
いずれにしても、1月・2月の米国ツアーでの日本とタイの選手の活躍が楽しみです!