コロナ禍によって若い女性ゴルファーが増えて来ている昨今ですが、より女性にゴルフを
してもらうには、「ゴルフと健康」との関係性を、より知って貰うことも大切でしょうネ。
2020年にR&A(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews 全英ゴルフ協会)より
発表された「ゴルフと健康」に関するレポートによりますと、ゴルフが健康に与える
プラスの影響は多々あり、とくにゴルファーの寿命はゴルフをしていない人よりも5年も
長いこと、糖尿病やうつ病、認知症などの病気に有効な効果があること、適度な身体活動で
持久力や心肺機能と代謝の向上を促すと伝えています。 この上ない報告ですよねぇ~
2020年というと、この年の1月31日に新型コロナウイルス感染が、英国で初めて確認された
年です。 R&Aも コロナウイルスがまさか これほど大流行を来たすとは、思っていなかった
でしょう。ところがゴルフは、コロナ禍でも3密を避けられるスポーツとして、世界的に
見直しされ、注目も集めました。このR&Aの発表はタイミング良く、今まで以上に女性も
ゴルフと健康を考慮するようになり 英国でも 女性の復活ゴルファーが増えたといいます。
今ではR&Aとして「ゴルフと健康」の様々な研究を行ないながら、その成果からゴルフが
健康に与える影響を高く評価し、より一層のゴルフの普及、振興に予算を投じていくとか。
まぁ~ 欧米のゴルフ界では、女性を取り巻く環境には厳しかったですからねぇ~ 以前から
ゴルフをしていた女性からすると、“何を今さら” なんて声も聞こえてくるような気もします。
1754年に設立されたR&Aが、女性ゴルファーを受け入れたのは、ここ10年以内ですからネ。
欧米のゴルフの歴史の中でR&Aが女性会員を受け入れたのは、賛否両論の末 260年後の
2014年。マスターズが開催されるオーガスタナショナルGCが女性会員を受け入れたのも
2012年でした。長く女性を取り巻くゴルフ環境に、差別と不公平感があったのは事実です。
今は人気が高い JLPGA(日本女子プロ協会)ですが、これからは JGA(日本ゴルフ協会)
などと、一緒になって「ゴルフと健康」というソフト面の観点や「ゴルフの楽しさ」をも、
女性や 今以上に女子のジュニアたちにも訴求すべきでしょうネ。 と言うのも ・・・・
JGAの以前は、アマチュア競技の主催団体が主な役割でしたが、2021年4月の定款変更により
競技ゴルファーだけでなく、一般アマチュアゴルファーも対象にゴルフの普及・振興を目指す
ことになり、「振興推進本部」を設置し環境の整備や底辺の拡大を進めるといいますからネ。
日本でも女性を取巻くゴルフ環境を より改善し女性を増やすことに取組んでほしいものです。