読書ノート

　3月の読書ノート。10点満点です。

「化石少女」　麻耶雄嵩　7点
　連作短編集だが、ずっと解決をしないで、放置されていく宙ぶらりん状態が、最後の最後でこんなどんでん返しを用意されているとは・・・。

「聖女の毒杯」　井上真偽　7点
　推理の積み重ねが延々と続く。しかし、余りにも各々の推理が論理のアクロバットがなく、小粒で可能性を連ねていくだけで、愉しくない。キャラが立っているので、もったいない。

　今月は完全にペースダウン。