工務店はアピールしたり、知ってもらう手段をなかなか持っていません。しかも、大工さんも高齢化していくとともに、ますます家、住まいを見守る人がいないくなってきています。
だから、200年住宅の構想にしても、実際に手を差しのべる人ではなく、どう管理できるか、という話に進んでいくのだと思います。
私は実際に手をさしのべる人を養成し、生み出しておかないとだめで、医療の二の舞になり、突然、見守ってくれる技術のある人がほとんどいない、という現象が出現するのを恐れています。
大工さんが一人前になるには10年ほどはかかると思うので、今、医療が抱えている人手不足が突然建築業界で目の前に出現する可能性は大いにあります。設計士が監理者ではあっても、直すのは大工さんです。ほかにも左官屋さんなどもほんとうに仕事がなくなっています。
たった30年ほどでこうなって、いいのでしょうか? 200年住宅の構想は、今から次の30年では、どうなっているのでしょうか?
見学会に来られた方が60代の宮大工をやっていた大工さんと話をしていると言っておられたので、最近の断熱材なんかは知らないと思うから、逆に教えてあげてください、と言いました。いい関係で家づくりが進むことを祈っています。
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