NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

定期試験は英数理、実力や入試は社国、その理由

2008年10月09日 23時56分53秒 | 学習塾経営
塾に来る中学生の要望はほとんどが英語と数学です。
特に数学は非常にニーズが高いです。次いで理科です。
どれも教科書を読んで一人で進めて行きにくく
教わらなくちゃわからない教科ですからね。

「社会などは覚えるだけですからね~」というお声を聞きますが
教室でやらない、やれない理由はその教科が覚えるだけ、
というわけではなく、どこをどのように学校の先生が教えてられるか
予想がつかないのと、少し違うニュアンスになって子どもたちが
混乱しないように・・・と思うからです。
塾では定期試験前のテスト範囲が出てからその単元に絞って
学習するようにしています。

ですが中3生は12月の期末テストが終わったら入試に向けて
社会、国語は得点源としてどんどん指導していきます。
逆に英語や数学は特に落としてはいけないところだけを
重点的にやるようになります。

定期試験ではそこそこできるのですが入試問題になると
極端に英語、数学は難しくなります。
実力テストがそれを顕著に表しています。

教科によってこのような特性がありますので
効率よく進めるために塾では
普段は英語と数学の基本をマスターする。
入試や実力テストの対策では社会や国語に時間を多めにかける。
そういう意図で指導にあたっています。

もちろん、全員に対してこういう指導ではありません。
理系の生徒や、英語を得意とする生徒などは
また違った時間配分で進めます。


あと100日しかない? あと100日もある?

2008年10月08日 23時53分37秒 | 指導方法
センター試験まであと100日となりました。
安曇川校では教室にカウントダウンのカレンダーを設置しました。
この100日を
「あと100日しかない」と後ろ向きに捉えるか
「まだ100日ある!」と前向きに捉えるかで
この100日間の過ごし方が天と地ほど変わってしまいます。

ポジティブシンキングというだけでなく、力の付き方が
違ってきますので絶対に前向きになってもらいたいと思っています。
(森先生のご講演にもありましたよね!)

逆に高校2年生なんかは「あと1年と100日しかないぞ!!」って
おしりをたたいてあげても良いのかもしれません(笑)。
いつまでも時間があると思ってはいけない時期ですからね。


こうして他の学年にも良い刺激になるのは
異学年形態での指導のメリットです。
高校生だけでなく中学生にも良い影響が出始めています。

いよいよ本格的な受験シーズンです。


教えないように教える?!

2008年10月07日 23時55分54秒 | 指導方法
僕は講師によく「教えすぎてはいけないよ」と、アドバイスします。
講師が一生懸命になるがあまり白熱してしまっていては、肝心の生徒は
馬に念仏状態で時間ばかり過ぎていってしまいます。

ぶっきらぼうに「自分でやりなさい!」なんてことにならないように
注意しなくてはいけませんが、甘えすぎる子に関しては少し離してやる
必要が時には生じます。

その子が考えられるようにヒントを出したり、やれるまで待って
あげたりしなくてはいけません。
これが本当の「指導」だと僕は思っています。

今津校の講師が、中学生に対して塾でやる学習を予習させてくる、
という指導をやってくれています。
高校生、それも予備校ならばそれも大いにありなのでしょうが
まさか、中学生にも・・・気がつきませんでした。
ナイスアイデアだと思います。

当然、わかりやすい授業を提供することは大前提なのですが
力をつけるためには、「自分の力だけで」やらさなくてはいけません。

一見、生徒の近くで一生懸命になって解き方を教えてあげることが
良いように思いますが、実は違います。
それだけでは残念ながら成績は上がりません。

偉そうに書いていますが僕もまだまだ修行の身なので
自分にも戒めるつもりで書きました。
「教えないように教える」すごく難しいですが
指導者がこれを身につければ必ず子どもたちの成績は上がります。

思ったときがスタート地点

2008年10月06日 23時40分32秒 | 学習塾経営
学力について「先生、もううちの子は手遅れでしょうか?」
というご相談を学年問わずによく受けます。

僕の答えはもちろん「遅くなんてありませんよ」です。
相対的に見ると手遅れに見えるかもしれませんが
本人がやる気になったその時から、いくらでも学力を
つけることはできます。

よくたとえで使わせてもらっているのが東国原知事のこと。
社会人になってから政治家を目指し、早稲田に合格されたこと。

また、野球の桑田選手は巨人に戦力外通知を受けたにも関わらず
パイレーツに自分だけで交渉をしにいって見事、大リーガーになったこと。

要は、人間は「無理だ」と思った時点で初めて、失敗の状態になります。
だからいつまでも「絶対できる!」と思っている間は
絶対に失敗の状態にはならないのですよね。

勉強なんて、そんなことと比べたら何でもないこと。
よし、やろう!って思ったときがスタート地点です。
それが遅かろうが、早かろうが、その人自身のとらえ方ですよね。
現役の学生ならまだまだ手遅れなんかじゃ、ありません。


塾の1番の仕事は子どものやる気に火をつけること

2008年10月05日 23時52分38秒 | 学習塾経営
中学校の教師をしている知人からブログを見たよ!と、メールが来ました。
先日書いた実力テストのことについてです。
知人が勤務している中学校でもこの実力テストについては賛否が
分かれるようですが、恒例行事化していることは否めないような
ニュアンスでした。

ただ、その知人は「これらの点数は我々教師は通信簿と捉えるべきだ」と
言っていました。散々な点数になってしまう責任が我々に無い、とは
とてもじゃないけど言えない!と。

でも大変ですよね。あのレベルの試験をできるように指導するには
時間が限られすぎていますよね。
勉強ももちろんですが、それ以外の活動も抱えてられるわけですから
そんなに勉強にばかり時間を割くわけにいかないのもよく理解できます。

要は気持ちの問題なんですよね。
点数を取れないのを子どもたちだけの責任にしていてはいけません。
口先でなく、本心からそう考えて欲しいと思います。

もちろん学習塾の我々も「子どもたちの点数は我々への評価」と捉えて
改善していかなくてはいけません。
子どもたちが勉強しないから・・・なんて言っていても始まりません。
ご家庭での努力も無くてはなりませんが、まずは塾でやる気にさせる
努力が必要だと思っています。

通り一遍にはいきません。個人個人やる気に火がつくタイミングや
話題、雰囲気がありますからそれにあわせてやる必要があると考えています。
そうすることが「数学の公式」や「証明の仕方」などをうまく
教えることよりも先に立たなくてはいけませんよね。

これが本当の個別の指導というのだと思います。
やり方を教える事だけが塾の仕事ではありませんし、そんなものでは
残念ながら成績は上がってくれません。

タイムテーブルで時間を管理してみよう

2008年10月03日 23時57分04秒 | メンター
部活もやっていて時間がないのですが、どうやって勉強すればいいですか?
という質問をよく受けます。
時間はみんな平等に24時間ありますので問題は単純に「使い方」だと思います。

タイムマネジメント(時間管理)のできる人は効率よく勉強しているので
学力が上がりやすいですし、またグンと志望校合格に近づきます。

センター試験5教科を受験し、国公立大学を目指す人は
特にやることがたくさんありますから時間管理は必須です。
好きな教科ばかりやっていたら時間がなくなってしまいます。

これって実は社会に出てからもまったく同じです。
時間管理のできる人が間違いなく出世します。
時間にルーズな人はまず信用してもらえません。

たとえばAM9:00にお客様と商談の待ち合わせをしているのであれば
遅くとも8:50には現地で待っていなくてはいけません。
いくら昨晩、寝るのが遅かろうが、体調が悪かろうが
9:00なら8:50には行けるようにタイムマネジメントをして
おかなくてはいけません。

約束が9:00だからと言って9:00ジャストに来ていては信用も何もありません。
サッカーなどの試合で7:00キックオフなのに7:00前に来る選手なんて
いないですものね。

受験勉強の中にはこうした社会に出てからためになる要素が
たっぷり含まれていますので良い練習になると思います。

たとえば朝4:00に起きて勉強する場合

4:05~5:30 国語 過去問1年分
5:30~6:00 散歩 軽食
6:00~7:30 数学2B センター問題集(第3章ベクトル)
7:30~   学校
  ~16:00 帰宅

みたいにタイムテーブルを作ってそれを淡々とこなすと良いと思います。
そしてそれをしっかり何かに書いて残しておくことです。
受験生以外でも学校の定期試験前の勉強の時にやってみてください。
意外とこれだけで点数が上がります。
試してみてください。

行きたい学校を探すのであって行ける学校を探すのではありません!

2008年10月02日 23時43分32秒 | 学習塾経営

志望大学の受験にむけて一生懸命になっている受験生に
どうしてその学校を選んだの?と、大学の選び方を
聞いていると
やりたいことが○○ですから・・・と何人かの子は
答えます。将来やりたいことが決まっていてそれに向かって
一生懸命になっているのはたいへんすばらしいことだと思います。
これが一番幸せで、合格に非常に近いラインにいます。
みんなに応援され、自分パワーだけではない不思議な力が
はたらき合格へと導いてくれる、そんな感じです。


中には消去法で△△学部しかないから・・・とか
現段階で行けそうな大学が□□大学だから。
などという答えもあります。
これがいけないわけではありません。
動機は何でも良いと思います。
名前がかっこいいから、野球が強いから、などなど。


ですが、ですが、、、です。
前から何度もこのブログでも書いていますが
合格する人は不合格だった人よりも少しだけ
「その学校に行きたい!」という気持ちが強いのです。


あきらめずに、もう一度冷静になって自分を見つめ直し
「本気で行きたい学校」を探してみてください。
「行けそうな学校」を探すのではありません。
「行きたい学校、行きたい学部」です。

生徒の授業後の感想より

2008年10月01日 23時59分42秒 | 学習塾経営
先日から友達や保護者の方々からのご紹介で体験授業が
ほぼ毎日のように入っています。本当にありがとうございます。
何人かの体験の感想を見ていましてみんなに共通するうれしい
コメントがありましたので紹介させていただきます。

>家で勉強するより、とてもわかりやすく、(英語の)発音なども
 わかって良かったです。
>自分のわからないところにじっくり時間がかけられるので良いです。
>私語などまったくなくて、すごく静かで集中できました。
>実際に先生がそばでずっと教えてくれているような感覚
でとてもわかりやすかった。

みなさん本当にありがとうございます!
これなんです。僕がまさに考えていた塾の形態なのです。
実際に僕たち講師がそばでつきっきりで教えられる時間は限られます。
ですが、パソコンを使ったり上手にテキストを使用すると
子どもたちはあたかもつきっきりで教わった感じになってくれます。

分からないところを重点的にやるもよし、
とにかく学校の予習や授業の下準備のために塾を活用するもよし、
入試のためでももちろんよし。
と、生徒それぞれがそれぞれの目的で塾にやってきてくれますので
それらに対応できているのはないかと思っています。
まだまだ改良の余地はあると思っていますので現状満足などしてはいられません。

あと、スタッフの方々のすばらしい対応です。
これは僕の力の及ばないところです。
天性のものといいますかみなさん、本当に良い方ばかりなので助かっております。

子どもたちが一生懸命になれるような工夫をこれからも
まだまだ考えていきたいと思っています!

一緒にがんばりましょう!