NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

教えないように教える?!

2008年10月07日 23時55分54秒 | 指導方法
僕は講師によく「教えすぎてはいけないよ」と、アドバイスします。
講師が一生懸命になるがあまり白熱してしまっていては、肝心の生徒は
馬に念仏状態で時間ばかり過ぎていってしまいます。

ぶっきらぼうに「自分でやりなさい!」なんてことにならないように
注意しなくてはいけませんが、甘えすぎる子に関しては少し離してやる
必要が時には生じます。

その子が考えられるようにヒントを出したり、やれるまで待って
あげたりしなくてはいけません。
これが本当の「指導」だと僕は思っています。

今津校の講師が、中学生に対して塾でやる学習を予習させてくる、
という指導をやってくれています。
高校生、それも予備校ならばそれも大いにありなのでしょうが
まさか、中学生にも・・・気がつきませんでした。
ナイスアイデアだと思います。

当然、わかりやすい授業を提供することは大前提なのですが
力をつけるためには、「自分の力だけで」やらさなくてはいけません。

一見、生徒の近くで一生懸命になって解き方を教えてあげることが
良いように思いますが、実は違います。
それだけでは残念ながら成績は上がりません。

偉そうに書いていますが僕もまだまだ修行の身なので
自分にも戒めるつもりで書きました。
「教えないように教える」すごく難しいですが
指導者がこれを身につければ必ず子どもたちの成績は上がります。