コンビニ経営相談室「あかり」

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セブンVSローソン! 高知コンビニ業界で勃発した「こじゃんと戦争」

2015年06月24日 06時10分33秒 | 日記

セブンVSローソン! 高知コンビニ業界で勃発した「こじゃんと戦争」

長年セブン-イレブン未出店地域と揶揄され続けた高知県に、2015年3月6日、高知丸池町店・高知稲荷町店・Kiosk高知駅店の3店舗がオープンした。これで四国全県に進出を果たしたセブンは、2019年2月末までに、高知県内だけで約100出店を目指す

もちろん、既存のコンビニチェーンも負けてはいない。今、高知のコンビニ業界では、激しい「こじゃんと戦争」が勃発しようとしている。

四国セブンの力を合わせて...

まずはセブンだ。

セブンは出店に合わせてnanacoカードの地域限定バージョンを3万枚発売した。一日も早く、高知の人々に愛されるチェーンになりたいという願いが垣間見える。

4県にある226店舗では「高知出店記念! こじゃんとうまい高知フェア」を開催中だ。ご当地の食材を使った弁当やスイーツ、サラダ、洋菓子など10品目を発売する。

この「こじゃんと」とは、「徹底的に」「とても」「すごく」などを意味する地元の方言だ。四国各地のセブンの力を結集し、高知出店を成功させようという意欲を感じさせる。

両陣営ともに県産食材使用をアピール

対するはローソン陣営。

高知のコンビニ業界は従来ローソンとスリーエフが大きなシェアを占めていた。しかしセブンの進攻を感じ取ったローソンは、スリーエフ中四国の親会社サニーマートを陣営に引き入れることに成功、スリーエフは次々と看板を変え、今年4月1日時点でのローソン店舗数は128に達する予定だ。

そしてセブン出店の前日、3月5日から始まったのが、「こじゃんと!ローソン」フェア第3弾。同じく「こじゃんと」という名前を冠したフェアで、セブンの進軍を迎え撃つ格好となった。

ローソンのフェア対象商品も地元産品をふんだんに使用している。高知県の豚肉を使ったカツを2枚盛った「ダブルカツ丼」、柚子味噌を和えた鶏そぼろ入りの「手巻おにぎり 柚子味噌チキン」、県産柚子ピール(砂糖漬け)を練り込んだ「メロンパンの皮とぼうしのミミ一緒にしました」など。

さらにスリーエフからローソンへの衣替えによって、人気商品「爆弾おにぎり」の発売終了が懸念されたが、(高知県内では)現在も発売されている模様。「スリーエフの長所を残したパーフェクトLAWSONに生まれ変わった」と評価する声も少なくない。

ところで、サークルKサンクス(58店舗)とファミリーマート(50同)も県内に出店している。サークルKサンクスの親会社ユニーとファミマは経営統合の交渉中だが、ブランド名が1つになればローソンに次ぐ勢力となる。

サークルK四国が開発したコンビニとカフェの融合店「K's CAFE」は、イケてるカフェとして好評を博し、東京・神奈川・愛知の一部店舗でも導入が始まっている。地方発のビジネスモデルが東京に輸入されたといっていい

 

「三国時代」の様相を呈しつつある高知県のコンビニ業界。これから全国で起こる再編、シェア争いの縮図と言えなくもない。その緒戦というべき「こじゃんと戦争」の行方は――。

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2015年3月10日 17:48 のタウンネット高知県の記事。

高知県の「三国時代」の内容がよくわかる。ローソン勢128店舗

ファミマ勢108店舗、そこにセブンが100店舗。

店舗過剰の高知県となる。

ローソンはサニーマートと「ローソン高知」を設立した。

サニーマート51%出資、またまた赤字店舗を抱え込んだ。

ローソンの得意技は、MSを使った加盟店切り。

ここで展開するのだろうか?

多くの加盟店が、廃業の危機にある。

無秩序な店舗乱立に意味が、あるのだろうか?

本部だけが儲かる仕組みの縮図だ。



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2015-06-24 08:07:08
MSとはどんな意味なのですか?
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コンビニ本部の実態 (Unknown)
2015-06-24 08:25:54
MSとは、ミステリーショッパー(覆面調査)の略です。

ローソンの場合、ベストプラクティスという100%子会社がMS業務を担っており、アルバイトの調査員にローソン本部の用意した採点表に従って、年2回(1回あたり15分程度)の店舗調査を行っている。
ただし、この調査は、事実上、廃棄対象となる米飯類、調理パン、調理麺などの店頭在庫量チェックと言っても過言ではない。配点の大半がそこに集中している。しかも、調査時間は客数がこれから大きく減っていく夜遅い時間が主で、しっかり売り切って、その日の商売を成功裏で収めた場合、MSは低得点となる仕組みだ。つまりは、廃棄を大量に出すように販売力を大きく上回る過剰発注を強要するのが、ローソンのMSである。
コンビニの会計は一般会計と異なり、特殊会計方式で、売上も廃棄も共に最大化すると本部へ支払うチャージが最大化する。これがローソン本部の狙いである。売上も廃棄も最大化させるには、兎に角、店には大量発注をさせるしか方法がない。店は売上は最大化したいのは山々だが、廃棄は店利益を大きく損なう最大要因の一つであるため、1000円の売上アップより、廃棄リスクを避けるため、商品仕入れを絞るのが正しい道となる。コンビニの会計が特殊であるがゆえに、本部と店の利害関係が相反するものとなるのだ。

ローソンはMSを使って、あからさまに店舗に過剰発注を強要し、同業他社も、店舗経営力審査とか、契約更新の条件として、廃棄額の月平均が○○万円以上だとか、同じようなものがあり、いずれも共通しているのは、店利益をいかに犠牲にして、本部へのチャージを最大化する努力をしているか、本部への滅私奉公の度合いをはかるものばかりだ。

これが、日本のコンビニ業界の実態である。本部は共存共栄などこれぽっちも考えてはいない。本部にとって、よい加盟店とは、その日暮らしのレベルまで身銭を削ってでも、本部への上納金が常に最大となるようバンバン発注をする店なのである。会計方式を普通の会社のようなごく当たり前の一般的な会計方式を採用しないのが、何よりの証拠である。
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Unknown (Unknown)
2015-06-24 08:44:21
高知のサークルKはAFCですよね?
だとするとK本体がFMと合併した場合そこについてくるかどうかはわからないですよね?今までの経歴だとAFCはローソンやセブンに切り替えしていますし…
仮にローソンに切り替えするとなると高知はローソンの1強になるのでは?
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Unknown (Unknown)
2015-06-24 12:13:15
ローソン1強とは絶対にならないと思いますよ。
セブンのこれからのドミナントは半端じゃありません。宣伝広告、出退店にかけるコストは、業界で抜きんでてます。ローソンがどうもがいても太刀打ちできるレベルではありません。
ローソン発祥の地盤で関西ですら、とっくにセブンに抜き去られていますから。
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Re:ローソン1強の件 (nag4087)
2015-06-25 07:59:23
コメントありがとうございます。
そう思いたい気持ちは、わかりますが、スリーエフが、ローソンになれば、ローソンだらけ、自社での潰しあいになる。セブンの資金力でいい立地を押さえられれば、太刀打ちできない。喜んいるのは、サニーマートだけだと思います。
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Unknown (Unknown)
2015-06-25 12:50:43
独自路線でコンビニを続ければ、勝機はまだある。
って言うか、勝つ必要はなく、負けなければ良いだけ。
無理して同じ土俵で戦う必要はない。
だからといって、下火同士の共闘や、買収など意味がない。
むしろもっとマニアックな所と提携した方がいい。
どうせ、セブンイレブンは腰が重いから、簡単には提携や買収などしないし、、、。

大手と組むと中途半端で終わるか、動きづらくなるだけ。
一時期のTSUTAYAカードのポイントと一緒。

店舗数だけ増やしたって中身がないのだから同じ。
今の時代の流れは個性とか独自性、プレミア感やイベント感等にお金を使う傾向がある。
だから、ディズニーは強いんだよね。
アーティストもライヴに行ったり、物販で買ったり、お布施意識で買ったり。
コンビニなんて日常のもの。
どんなプレミア出そうが、コンビニに並んだ時点でプレミアが外れる。
そこいらの酒屋にブランドバッグが中途半端で安い値段で売ってもブランド価値が落ちる上に売れ行きは落ちてくるでしょう。
もう、店舗の色も形も内装もバラバラにした方がいっそいい。
効率的に多量店舗の均一化は、お客に取って都合はいいが儲かりません。
チャージを徹底的に下げるならまだ解るが、それだと基盤はガタガタになるでしょう。
ある意味、デイリーヤマザキのような手法が上手いのかもしれません。
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Unknown (Unknown)
2015-06-25 21:08:42
経営相談あかりさん、あかりの読者のみなさん、きょうもお疲れ様です♪
毎日、いろいろありますが、お互い超前向き思考で頑張りましょうね。
いつも、ありがとうございます。
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Unknown (Unknown)
2015-06-25 23:11:07
際立った個性を出すのが正解ならば、超多店舗のチェーン展開では出来ませんね。
均一仕様で、店舗構成を行えばこそのコストダウンとなるため、1店舗1店舗がバラバラで、独自な店仕様とすると、コスト倒れで先ず本部側の採算が合わなくなります。すると、それを取り戻すために、とんでもなく高いチャージを取る必要が出てきてしまい、加盟店から悲鳴が上がることになる。
どうしても、どの店にもないような独自性を出すことを必要と考える人は、コンビニチェーンから脱退して、自らの資金で自らデザインした店舗で、自ら商品調達をし、独自のサービスを開発して、商売を始めるべきでしょう。
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Re:勝機の件 (nag4087)
2015-06-26 07:53:27
コメントありがとうございます。
無理に、提携せず、コンビニ道を究めればいいと思います。メリットは、傘下にスーパー、百貨店を持たないこと。無理をせずに利益が、でます。コンビニに合わないディスカウント施策L100を処分すること。本体の利益率を悪化させ、MO制度を作るきっかけになりました。MSを止めること、二重、三重販促であり、コスト増の要因です。無駄な事をして加盟店から、利益をひねりだし、プロ経営者をきどったのが、前社長です。新社長には、経営者としての資質は、ありません。右顧左応しています。
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Re:前向きの件 (nag4087)
2015-06-26 07:59:56
コメントありがとうございます。
青看板と付き合うと背筋が凍る思いを何度もします。大企業とは、思えない、さまざまな仕打ちが飛んできます。先が見えない不安を四六時中感じてましたが、今は、先が見えないから楽しい境地にいます。青看板の12年は、空白の12年でした。
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