3日目昼食を終え、城北洞までの交通手段を考えている途中、成均館大学の
シャトルバスを見かけたばかりに、思わず飛びのってしまいました。
成均館と言えば、朝鮮史や韓国歴史ドラマをお好きな方ならご存知かも~~
の儒学の学問所だった所で、李氏朝鮮建国から数えると600年の歴史を持つ
由緒ある大学で、ぺヨンジュンが一時期通ったのがまさにこの大学です。
如何に楽に行こうかを考えていたというのに、むしろ遠回りでアップダウン
の激しい方へ足を向けてしまいました^^;
大学路1番出口前の停留所を出発したバスは、ロータリーを経て成均館通りで
右折、数百m進むと正門があります。正門を入るとバスは構内をズンズン登っ
ていきます。600年記念館を過ぎて少ししたところが終点で、しばしそこからの
眺望を楽しみました^^
成均館大からの眺望
バスの終点を少し行くと裏門にでます。そこは城北洞から嘉会洞へ抜ける山
越え道です。近くにソウル城郭も見えるはずと門前を右へ(城北洞方向)行く
と、幾らも歩かないうちにすぐありました(写真があると良かったのですが、
撮り忘れました。)
4年前の秋、高校の同級生とソウル城郭を歩こうと、ソウル科学高側からチャ
レンジしたおり、ずっと続きそうな急な上り坂のきつさに、歩き始めて10分
足らずで早々と諦めたことがありました。
その時反対側からならば、何とか歩けるかもしれないと、いつか機会を見つけ
歩いてみようと思っていました。その反対側になる場所を見つけたわけです^^
そして運よく通りがかる空車を待ち、労せず城北洞入りが出来ました。
カフェ日常(イルサン)で今日のコヒーとお替りの別な産地のコーヒーで午後
のコーヒータイムを楽しみ、自宅用に2種類の豆を購入した後、次の目的地
石造博物館へ向かいます。
石造博物館、実は城北洞通りから吉祥寺へ向かう通りへの曲がり角に、この
博物館への案内が出ています。でもこの標識が曲者で・・・以前長期滞在時に
この近辺を散策した折、この標識を見つけて行こうとした事がありました。
標識には「石造博物館:ここから○○m、吉祥寺:ここから○○○m」とあります。
何分もかからず行きつくと思ったのに、博物館より遠いはずのお寺を通り過ぎ
ても見つからなかったのでした。その時は博物館は散策のついでに見学を思い
立っただけで、熱心に探して迄行きたいとは思わなかったので、次の機会に
行ければ良しとしました。もちろん帰宅後はソウル市の地図をひも解き探して
見ることもしたのですが、築造後の日が浅いのか2010年発行の地図には、掲載
がありませんでした。
今回は要所要所で人に聞きながら・・・、最初に聞いた人には、知らないと
言われ、では明らかにこの地域の住民と判る人に聞こうと、ご町内何でも屋的
お店の人に聞くと、今いる道を真直ぐ行くのだけれど「一しきり歩くからバスで
行きなさい」とアドバイスされました。
と言われても、この近所にあるなら歩けないはずはないだろうから、そのまま
歩いたら・・・吉祥寺を過ぎ、家具博物館の下を通り越し二筋目を曲がって・・
やっとありました(帰りにバスに乗ったら博物館から大通りまで7停留所は数え
ました)。
우리 옛돌박물관(私たちのいにしえの石の博物館ー入口の装飾の
ソッテも通常の木とは違い石造りです)
ここも近所にある家具博物館と同様、多分私設博物館、日本に比べれば低料金で
すが有料でした。65歳以上はシルバー割引ありです。
化石の陳列棚
↑の棚の部分拡大
展示は順路が示して有り、矢印に従って進みます。最初の展示室は2階への階段
室を利用してあり、階段ではなく緩い傾斜が2階まで続きます。そして屋根無し
のそのスペースは、前日までに降った雨だか雪だかでしっとり濡れ、静かで厳か
な雰囲気の中にありました。
羊の石像(韓国で羊は吉祥)
階段の両側の壁は展示の陳列棚を兼ねています。
↓は頬笑みを浮かべた像が集められて~
2階展示室ー祈りの空間
気に入った像に手を合わせて祈ったり、部屋の一隅に置かれたカードに願いごとを
記入し、成就を願って壁に挟んで帰っても良いそうです。さっそくリアル家族とヨン
ジュン家族についての願いをお願いしてきました。
祈りの空間を出るとミュージアムショップとカフェスペースがありました。そこに
石とは関係ありませんが・・・祈り繋がりなのか、昔家に縛られた女性が、わずかに
自己表現の手段としたという刺繍やポジャギの作品が展示されていました。日本人とは
大いに違う色彩感覚が魅力あります。
3階にはベランダ庭園がしつらえてあり、韓国は植木に手を入れないお国柄
と思っていた私、剪定された松を見て撮らずにいられませんでした。
山の斜面を利用した敷地内にも植え木と石像がコラボされて
屋上のプチョニム(仏像)
博物館から南方向(多分)の眺望
シャトルバスを見かけたばかりに、思わず飛びのってしまいました。
成均館と言えば、朝鮮史や韓国歴史ドラマをお好きな方ならご存知かも~~
の儒学の学問所だった所で、李氏朝鮮建国から数えると600年の歴史を持つ
由緒ある大学で、ぺヨンジュンが一時期通ったのがまさにこの大学です。
如何に楽に行こうかを考えていたというのに、むしろ遠回りでアップダウン
の激しい方へ足を向けてしまいました^^;
大学路1番出口前の停留所を出発したバスは、ロータリーを経て成均館通りで
右折、数百m進むと正門があります。正門を入るとバスは構内をズンズン登っ
ていきます。600年記念館を過ぎて少ししたところが終点で、しばしそこからの
眺望を楽しみました^^
成均館大からの眺望
バスの終点を少し行くと裏門にでます。そこは城北洞から嘉会洞へ抜ける山
越え道です。近くにソウル城郭も見えるはずと門前を右へ(城北洞方向)行く
と、幾らも歩かないうちにすぐありました(写真があると良かったのですが、
撮り忘れました。)
4年前の秋、高校の同級生とソウル城郭を歩こうと、ソウル科学高側からチャ
レンジしたおり、ずっと続きそうな急な上り坂のきつさに、歩き始めて10分
足らずで早々と諦めたことがありました。
その時反対側からならば、何とか歩けるかもしれないと、いつか機会を見つけ
歩いてみようと思っていました。その反対側になる場所を見つけたわけです^^
そして運よく通りがかる空車を待ち、労せず城北洞入りが出来ました。
カフェ日常(イルサン)で今日のコヒーとお替りの別な産地のコーヒーで午後
のコーヒータイムを楽しみ、自宅用に2種類の豆を購入した後、次の目的地
石造博物館へ向かいます。
石造博物館、実は城北洞通りから吉祥寺へ向かう通りへの曲がり角に、この
博物館への案内が出ています。でもこの標識が曲者で・・・以前長期滞在時に
この近辺を散策した折、この標識を見つけて行こうとした事がありました。
標識には「石造博物館:ここから○○m、吉祥寺:ここから○○○m」とあります。
何分もかからず行きつくと思ったのに、博物館より遠いはずのお寺を通り過ぎ
ても見つからなかったのでした。その時は博物館は散策のついでに見学を思い
立っただけで、熱心に探して迄行きたいとは思わなかったので、次の機会に
行ければ良しとしました。もちろん帰宅後はソウル市の地図をひも解き探して
見ることもしたのですが、築造後の日が浅いのか2010年発行の地図には、掲載
がありませんでした。
今回は要所要所で人に聞きながら・・・、最初に聞いた人には、知らないと
言われ、では明らかにこの地域の住民と判る人に聞こうと、ご町内何でも屋的
お店の人に聞くと、今いる道を真直ぐ行くのだけれど「一しきり歩くからバスで
行きなさい」とアドバイスされました。
と言われても、この近所にあるなら歩けないはずはないだろうから、そのまま
歩いたら・・・吉祥寺を過ぎ、家具博物館の下を通り越し二筋目を曲がって・・
やっとありました(帰りにバスに乗ったら博物館から大通りまで7停留所は数え
ました)。
우리 옛돌박물관(私たちのいにしえの石の博物館ー入口の装飾の
ソッテも通常の木とは違い石造りです)
ここも近所にある家具博物館と同様、多分私設博物館、日本に比べれば低料金で
すが有料でした。65歳以上はシルバー割引ありです。
化石の陳列棚
↑の棚の部分拡大
展示は順路が示して有り、矢印に従って進みます。最初の展示室は2階への階段
室を利用してあり、階段ではなく緩い傾斜が2階まで続きます。そして屋根無し
のそのスペースは、前日までに降った雨だか雪だかでしっとり濡れ、静かで厳か
な雰囲気の中にありました。
羊の石像(韓国で羊は吉祥)
階段の両側の壁は展示の陳列棚を兼ねています。
↓は頬笑みを浮かべた像が集められて~
2階展示室ー祈りの空間
気に入った像に手を合わせて祈ったり、部屋の一隅に置かれたカードに願いごとを
記入し、成就を願って壁に挟んで帰っても良いそうです。さっそくリアル家族とヨン
ジュン家族についての願いをお願いしてきました。
祈りの空間を出るとミュージアムショップとカフェスペースがありました。そこに
石とは関係ありませんが・・・祈り繋がりなのか、昔家に縛られた女性が、わずかに
自己表現の手段としたという刺繍やポジャギの作品が展示されていました。日本人とは
大いに違う色彩感覚が魅力あります。
3階にはベランダ庭園がしつらえてあり、韓国は植木に手を入れないお国柄
と思っていた私、剪定された松を見て撮らずにいられませんでした。
山の斜面を利用した敷地内にも植え木と石像がコラボされて
屋上のプチョニム(仏像)
博物館から南方向(多分)の眺望
威厳があって家の守り的なもの、微笑ましくて心が和むもの、
思わず手を合わせたくなるもの、などなどバリエーションも豊富で、
学術的にも貴重なものがあるのでしょうね。
羊は韓国では吉祥ですか。
そのデザイン(写真の)なら我が家の玄関先に置いてみたいです。
女性の手作り展は、日本語表示もあるんですね。
それだけこの石造博物館にも日本人が多く訪れているのでしょうか?
石像は日本でもお地蔵様や羅漢さんでお馴染ですが、
石像の寄せる思いは同じなのかも知れませんね。
これもメモしておきましょう。いつ行けるかわからないけれど‥。
対馬に行ったときも石像の文化だと感じたことがあります。日本にも石像はたくさんありますが、朝鮮半島はずっと石の文化圏に近いと感じました。
正確にはわからないけれど、日本の石像よりも大きいし数も多いのではないかな?
王墓のまわりに石像があったけれど、その中に羊もあったように記憶しています。吉祥の徴なのですか。勉強になりました。
標識の‘石’の博物館に漠然とイメージしたものと違ってとても韓国的な展示物で
土着的、民族的精神性が籠っていると思いました。
羊がめでたい動物とされるのは中国の影響のようです。
身近に家畜として飼われたことで祈りの対象にもなったようです。
また羊という字には善きものという意味が含まれるとか~~
(以上、ネットからの受け売りでした^^;)
祈りを込めて身近な素材に何かの姿を刻んだり、そうした像に思わず手を合わせるのは
洋の東西を問わず同じなんですね。なんだかホッとしますね^^
この博物館は実にたくさんの石像が集められていました。
ああした像は、Fsさんもご覧になられた王墓を守る石像として作られるくらい
と認識していましたが、どうもそれだけではないようでした。
羊についての吉祥の韓国でのとらえは、メモって来なかったのでネットで調べてみました。
越後美人さんへのコメントに書きましたが、中国や韓国には古くから
羊を縁起のいい動物とみる考えがあったようです。
見足りない面もありますし、また是非再訪したい所です。
凄く良かったです。