猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

直派若柳流舞踊会第73回『美登利会』、おおぜいのお客さまをお迎えて賑やかでした…

2016-03-22 06:29:29 | あんじゃあない毎日

昨日は、第73回美登利会でした。
美登利会は、昭和12年に糸駒の祖母の初代若柳吉駒が始めた舞踊会です。当時人気だった花柳界の舞踊会『若扇会』とは別に、お稽古場に通ってくる子どもたちのお稽古の成果の発表の場をと始めたんだそうです。今風に言えば、『青少年健全育成』の一環だったみたいです。
会場となったのは、小柳町(現住吉町2丁目)の愛宕さま脇にあった『柳座』なんです。
当時の舞台で使用した引幕や幟は、『あたご資料館』に収められています。

戦時中、一時中断しましたけど、それ以来毎年春に開かれ続けてきました。
写真は、フィナーレです。いまでも、たくさんのお弟子さんを擁して、会は続いています。

 

 今朝の上毛新聞の記事です。
今回が初舞台の5歳のあおいちゃんの写真が掲載されています。やっぱ、子どもたちの舞台はいいです。
子どもたちの舞台を中心に、美登利会の様子をご覧いただきます。

 

  5歳のお誕生日を迎えたばかりの小菅あおいちゃんの長唄『菊づくし』です。後見をつとめているのは、師匠の糸駒です。
美しく咲く菊の花の姿をを唄う歌詞にあわせて、手踊りと花笠姿で舞います。かわいく踊れました。
あおいちゃんは、お母さんのお腹の中にいるときからお稽古場に通ってきていたんですよね。それで、二つのころかな、前橋市文化協会主催のふれあい体験教室でお稽古したのがきっかけで、好きになったみたいです。

 

   遠山よしのちゃん(6歳)の長唄『御所人形』です。かわいい御所人形が人形ケースから出てきて舞います。そして、楽しく踊った後、何事もなかったかのように人形に戻る趣向の舞踊です。
子どもらしい、かわいい舞です。

 

  生方文子ちゃん(9歳)の長唄『舞妓』です。こんど小学4年生なんです。あれ、ずいぶん大きくなったなって…

ぽっくり下駄に日傘の舞妓さんが花に誘われて踊りでてきます。京の風情を舞います。優雅な踊りを上手に踊ってくれました。

 

  

今度中学生になる飯島はるかさんです。去年、『駒華』って名前をいただいて名取になりました。長唄『近江のお兼』を踊りました。
お兼は素手で荒馬を止めたって嘘みたいな力持ちの娘なんだそうです。で、下駄の鼻緒が荒縄、衣裳の模様は馬の鐙、そして踊りの中に相撲の所作が入ってます。さらしを洗い、そして『布晒し』という白布をふり舞う踊りを見せてくれました。
難しい踊りを、じょうずに見せてくれました。よかったです。

 

今度中学3年生になる高橋奏良(若柳糸奏)さんと、中学生になる弟の高橋岳玖さんの長唄『水仙丹前』です。
丹前といいますが、着物の綿入れの丹前ではありません。元禄時代に丹後の守の屋敷前にあった湯屋に通う男女の風情を舞踊にしたものなんです。丹後の守の屋敷前で、丹前なんだそうです。当時の洒落者たちの流行の最先端を行くファッションと振る舞いを楽しませてくれました。

  華やかです。いいですね。
岳玖さんの若衆姿、なかなかでしたよ。しっかり息があってて、素敵な舞台でした。

 

   

そして、去年『駒弥』って名前をいただいた高山やよいさんの長唄『若みどり』と、お姉さんの駒穂(高山真穂)さんの長唄『柳寿』です。この二つの踊りは、直派若柳流の流舞なのです。
二人とも、小さなころからお稽古場に通ってきてました。とっても上手です。難しい踊りを、きれいに見せてくれました。

 

芸者姿で登場したのは糸駒です。長唄『俄獅子』をつとめました。

  江戸時代の吉原では、毎年秋に新作舞踊が発表され、それを見るために大勢が集まったんだそうです。この曲もその一つだそうです。
「恭一さん覚えてる? 昔、若扇会で私たちがやったの」
「覚えてますよ、一人立ちではなかったですよね…」
「そう、五人立ちで、格好良かったんだから…」
これは、宏子姐さんとの会話です。そうなんです、ずいぶん前になりますが、若扇会でウケてた踊りです。

 

   トリは、茂駒さんと圭美さんの清元『峠の万歳』です。
正月に万歳のコンビを組んで門付けして稼いだ太夫と才蔵とが在所に帰る別れの舞です。さすがに上手です。滑稽でありながら寂しさを漂わす別れです。

 

  

美登利会は毎年4月の初めのですが、今年は文化会館の改修工事の都合で3月の末に繰り上がっちゃいました。でも、おおぜいのお客さまにお越しいただくことができました。
吉駒と糸駒からくれぐれもよろしく、ありがとうございましたってことです。

 

 <夜、二人が帰って来たらさ、伯母さんがお腹すいたってんで、おヒゲ、カボチャのスープとオムライス作ってあげてたのね。伯母さん、スープお代わりしてた…
無事に会ができて良かったです。キキも安心…>

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。
『美登利会』の様子は、こちらでご覧ください
舞踊教室などのご案内は、こちらで申しあげております。

3月21日に開催いたしました『第73回美登利会』、賑やかにできました。お越しいただいた皆さま、お支えいただいた皆さま、本当に有難うございました。心より御礼申し上げます。
                           若柳糸駒

 

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