大学へ出勤してから、お昼に一度帰宅しました。
＜なんかさ、お稽古場がいつもと違うよ…＞、キキが居住区域の玄関に迎えに出てきて心配げです。
「大事ないよ、Oさんが来て、浴衣ざらいの『音入れ』してんだから…」
お稽古場の隅に、音響の編集装置が持ち込まれています。
毎年、夏恒例の『美登利会浴衣ざらい』の準備なんです。フィナーレまで入れて、全部で47番の舞踊の音楽を編集する作業を、音響の専門家のOさんが来てやってました。『音入れ』っていうんです。
『浴衣ざらい』は内輪のおさらい会ですから、一曲を通しで踊ることは少ないのです。それで、必要な長さに曲を編集するんです。
＜へえ～、そういうことしてたんだ。朝からずっとやってるからさ…＞
「きっと夕方までかかると思うよ」、お稽古場に入れないキキには心配だったみたいです。
『美登利会浴衣ざらい』は入場無料です。7月26日（土）の1２時半から、前橋市民文化会館小ホールです。お暇な方は、お気軽に覗いてください。
私は、午後1時から前橋商工会議所で開かれた『群馬産官学金連携推進会議』に出席しました。この会議は、元代議士の尾身幸次さんの提唱で始まったもので、産業界、行政、大学、金融機関が一つに集まって、産業振興のためにどのように共同してやっていけばよいのかを考え、交流する会議なんです。約250人が集まりました。
前橋市長の山本龍さんも、パネリストとして参加、オール前橋による産業振興の支援体制づくりに一生懸命に取り組んでいる現状を報告されていました。
群馬の産業ってそんなに派手目じゃないけれど、経済産業省所管の「ものづくり補助金」を県内企業は403件も受けているんです。これは、全国でもトップ水準、頑張っている中小企業がたくさんあるんです。
群馬大学も、前橋工科大学も、そういう頑張っている企業と共同していろんな仕事をしています。
ロビーでは、企業の皆さんに、大学や行政がいろんな情報をパネル等で展示して説明してます。
右はね、前橋工科大の教員が、企業の人に説明している姿です。ご苦労さんです。
この方は、基調講演をされた一人で、東京大学大学院教授の石川正俊さんです。『新しい時代の研究者像ー産学連携、オープンイノベーション、グローバル化をどのように受け止めるべきか』というお話でした。
石川さんは、東大における大学改革の牽引車になっている研究者です。お話は、私が聞くより、前工大の教員の皆さんに聞いてほしかったな…
大学はね、知識を集約しててもだめ、新しい社会的な価値を生み出せなくちゃいけないっていうんです。共感します。そうだよね、そのほうが分かりやすいよね。
家ににもどったら、キキは寝室に入って寝てました。Oさんの作業も終わって、お稽古場が静かになったんで安心したみたいです。
夕食は、天川原町の『南苑』で外食。酢豚と五目豆腐がおいしかったです。紹興酒飲んじゃいました。
昨夕の西の空です。
超大型の台風が近づいています。目下の予報では、関東地方への接近は11日のようです。
気をつけねば、今日は非常食でも作って在庫します。
前橋で日本舞踊の師範をしております、直派若柳流の若柳糸駒です。
7月26日（土）昼１２時半より、前橋文化会館小ホールで、『美登利会浴衣ざらい』を開催いたします。入場無料ですので、お気軽にお越しください。
舞踊教室等のご案内はこちらをご覧ください。
４月に開催いたしました『美登利会』の様子は、こちらでご覧下さい。
若柳糸駒
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