前夜祭

清水港祭りの一週前の土曜日に各町内で前夜祭が行われた。
母も何日か前から浴衣を出して準備に余念がない。

今年は、毎年参加している総踊り（地踊り）に地区からの参加を辞めたそうで、町内の踊りの会の人達の鬱憤が溜まっている。浴衣を揃えないと「賞」が取れないそうで、揃えられないから参加を辞めたなどと聞く。何のための総踊りかと思うと「賞」の存在にも疑問が起こるのだが、兎に角、踊りゃあ良いじゃんと思う。
年寄りには其れなりのプライドがあるらしく、シルバー世代も人間関係が難しい様で、思いやられる。



町内の桟敷に顔を出すと「こっち、こっち」と呼ばれてテーブルに着く。
なんの事は無い体育部が八月末に行われる「地区運動会」の出場打診だった。
この餌に釣られて、大縄跳び選手登録はちょっと辛い。
昨年の記録「2回」（うろ覚え）を更新できるだろうか。



かっぽれ振興会の方々が本部前で踊りを披露。
どうせなら、町内の人達と一緒に踊った方が、もっと楽しかったのに、ちょっと残念。
踊りたかった人たちが、周りを囲んでいた。

でも子供達は、自分達で連を作って勝手に踊ってる。
それを見る方が、こちも楽しきなってくる。
大人に公認された夜遊びは、昼間より楽しいのだ。

水鉄砲で遊びまくった愚息は、水浸しの泥まみれで帰宅。
翌朝、泥だらけの玄関先を掃除する破目になった。