なあんおばはんの日常

条件優先で生きる人

先週の土曜日。

ネットで無料の漫画を読みました。
「カツカレーの日」という漫画です。
一巻のみ無料でした。

その漫画を読んで、
ふと以前いた職場の
業務委託チームのリーダー女性を
思い出しました。

彼女は
条件優先タイプの人でした。
彼女とは特に親しいワケでも無いけど、
よくランチを一緒に行っていました。

彼女は感情や本音を殆どオモテに出さない人でした。
この人の本心はどこにあるのか??
結局最後までよくわかりませんでした。

もしかしたら何も考えていない、
というより、
不要なこと、
負担になりそうなことは
あまり考えないように遮断している
から、
あまり様々な事象に感情が動かないタイプ
だったのかもしれません。

周りからは
彼女は「ずば抜けて優秀」
と高評価されていたので多分
仕事処理能力は高かったのでしょう。
社内社外への評価が上がる立ち回りが
非常に上手な人でした。

彼女にとっては結婚も子育ても仕事も
彼女の計画を基に、
その計画に当てはまる条件に適合するか
どうか?が選択肢だそうです。

結婚相手も恋愛ではなく、
結婚相談所で提示したお互いの条件に
最適な相手をお互いに選んで
結婚したそうです。
「今でも相手の性格はよく知らない」
「こういうところがあるんだということに最近気づいた」
と淡々と話していたのが印象的です。

ま、恋愛結婚したからって、
相手のことを深く理解できるとは限らないですし。

ところで、
その現場には強烈パワハラお局社員が居ました。
お局社員は委託チームメンバーの若手女子に直接雑用を指示(命令)する
所謂「偽装請負」な現場でした。
お局はかなりヒステリックで、
気弱な年配男性社員を激しい口調で
度々罵ったりしていて、
はたで聞いていても不快でした。

お局に酷い八つ当たりをされた中年女子社員が翌日からパタリと来なくなり、
そのまま休職してしまったこともあります。
かなり強烈陰湿なイジメでした。
あんなことされたらメンタル崩壊して当然です。
イジメメールは部内全員CCだったので何か動きがあれば提出しようと思い、
暫く保存してたくらいです。
ですが、
お局は自分の行為が正当だと思っているから部内全員CCにしているし、
CCに入ってる社員達も沈黙。

何も動きはありませんでした。
お局のそんな悪行が
ずっと放置されてるのかが謎でした。
お局から遠く離れた席にいる管理職たちは見て見ぬふりでした。

そんな状況ですから、
チームメンバーが複数、苦痛に耐えられずリーダーである彼女に相談したことがありますが、彼女にとってはお局の横暴や直接指示に対しては特に違和感無く平気だったようです。
解決には全く繋がりませんでした。

彼女からしたら、
「ま、そんなもんでしょう」的に
割り切っていたのでしょう。
なぜなら彼女にとっては彼女自身の感情やココロも含め、周囲の人の傷や苦痛よりも、彼女自身の「条件」が優先だったからです。

彼女自身、
いちいち無駄なストレスは感じないように自己コントロールできていたのでしょう。

彼女は淡々と言いました。
「私は2年以内に異動するので、
ここには何年も長く居ないので平気です。」

確かにそうかもしれません。
嫌じゃないから苦痛にもストレスにも
ならない。
ある意味ラクかもしれません。
不要な情報や状況はカット削除してしまえば良いのです。

その状況が苦痛な人は
リーダーに相談しても解決しないなら、
自らの意思でその現場を去れば良いのです。
交代要員はいくらでもいるのですから。

人それぞれ生き方も考え方も
その人の自由です。

そんな条件優先の彼女ですが、
お酒が入ると別人格が出現するようです。
グループリーダーの年配女性
(めちゃ良い人らしい)との飲み会では
その人の腕にしがみついて、
毎回大泣きしていたそうです。

?です。

ま、人それぞれ、
色々あるんでしょうね。

ちなみに私は
一年足らずでその現場は退職。
私はストレートにお局の猛毒に当たってしまいました。体調悪くしました。
潮時だったんでしょうね。

私は辞めて良かったと思っています。
まさに「嫌な我慢はしなくて良い」、
です。


そんなこともありました。




ずっと忘れてましたが
条件優先タイプの彼女を
ふと思いださせてくれた本。

「カツカレーの日」










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