厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年215冊目 『新装版 ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法』は、出版は労力も大きいがブランディングなどのリターンも大きい

2024-07-23 14:06:02 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

出版プロデューサーの松尾昭仁さんが、

・ご自身がどうやって出版に至ったのか?

・出版して人生が、年収がどう変化したのか?

・なぜ出版はビジネスの投資といえるのか?

・無名なあなたも必ず出版できる理由

・出版までの具体的なプロセス

・出版とビジネスのつなげ方、稼ぎ方

・出版してお金持ちになった8人の実話

について詳細に書いています。(2021年初版の新装版ですが、内容は当時と同一)

 

誰もが、他の人に参考となるノウハウや経験を持っているもの。

そのノウハウや経験を本に書き、5000人、1万人へと伝えることで、読者は安価に情報が入手できます。

また、著者側からすれば、執筆という一度の集中的な労力で、多くのリターンを生む仕組みを作っているのです。

それが結果的に、著者のブランディングや書籍以外の収入向上につながっていくのでしょう。

 

【my pick-up】

◎出版による宣伝効果はいくらか?

1冊の商業出版をする際に、出版社が負担する金額は、いくらだと思いますか?およそ「300万円くらい」です。つまり、出版社があなたに執筆を依頼するということは、「300万円をあなたに投資する」のと同じことです。しかもなんの担保もなしです。本は初版を売り切った時点から、ようやく損益分岐点を超えます。増刷してから、出版社に利益が生まれるのです。だから編集者は、増刷が決まってから、やっと安堵できるそうです。逆に増刷しないということは、出版社にとっては投資の失敗です。増刷しない本ばかり連発する編集者は、社内の立場が危うくなります。

◎目次と項目のつくり方

ビジネス書のページ数は約200ページがほとんどです。1項目が4ページだとしたら、約50項目で1冊の本に仕上がります。1項目当たりの文字数は、1500~1800字です。だいたいブログの1記事程度です。つまり、ブログの記事を50記事ほど書いたら、1冊の本が書けるということになります。ビジネス書は、ブログ50記事の集合体なのです。50記事のブログなら、書くことへのハードルは下がりませんか?このように考えると、ビジネス書を1冊書くのは、それほど難しく考えなくて良いことがわかります。ノウハウさえしっかりあれば、多少変な日本語でも、構成が悪くても、担当者が編集してくれます。誤字脱字も、プロが最終チェックをします。文章がまるでダメなら、プロのライターに代行して書いてもらうことも可能です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年214冊目 『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』は、毎日小さな幸せを感じる時間を設定する

2024-07-23 13:55:29 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (4点/5点満点)

1日たった2時間で幸せになるための「時間との向き合い方」について書いています。

 

「夜に気の置けない仲間と2時間飲む予定が入っているだけで、1日が幸せ」

「週末に2時間コンサートに行く予定があるだけで、1週間が幸せ」

充実した毎日とは、すべての時間が充実している必要はなく、たった2時間を最高に充実させるだけでいいとのこと。

 

『多くの人が「時間に追われている」と感じたり、逆に「時間をムダにした」と感じたりするのは、このたった2時間の「最高のひととき」を設定しないで毎日を過ごしてしまっているからです』(P35)

『毎日を幸せに過ごすためには、日々の小さな幸せを見逃さないことです。「今日もご飯が美味しかった」「子どもたちの笑い声が微笑ましかった」「1日健康でいられた」などということに感謝して、喜びを味わうだけです。小さな幸せをどれだけバカにせず丁寧に味わうかということで、人生の満足度がずいぶん変わってきます』(P242)

 

「そもそも、あなたがいるだけで誰かが喜んでくれている」など、頑張って何かを成し遂げなくても、何者かにならなくても、十分に幸せになれることを本書では伝えたいのでしょう。

 

【my pick-up】

◎朝は達成感、昼はふれあい、夜はリラックス

私が気に入っている1日の流れは「朝:達成感を得る」「昼:ふれあいを感じる」「夜:リラックスしてぐっすり寝る」というものです。朝イチから午前中にかけては、ルーティンをきっちり決めて、やるべきことをやってしまいます。朝は自分の仕事に集中し、基本的に人と会いません。午前中に仕事に集中していたので、午後は誰かと話したくなっています。ですので、他人とふれあえるような予定を入れるわけです。夜はリラックスするように心がけています。多くの場合、ここで「ご褒美」を満喫します。急ぎの仕事がある場合も、夜にやるよりも次の日の朝に早起きしてやったほうが1日のリズムがいいような気がします。

◎小さなことで意識的に喜ぶ

喜ぶ人は毎日が達成感の連続です。私の場合は、ブログやメルマガの原稿が書けたら、いつもガッツポーズをして「よし!」とか「やった!」と喜ぶことがクセになっています。小説が1ページでも読めたら「よし、進んだ」と思います。クラリネットを10分練習しただけで「ちょっとうまくなった」と思います。喜ぶと気分がよくなって、また次の日もやろうと思えるのです。もちろん、セミナーの登壇が終わったときや、新刊が出版されたとき、そして大きな売上を達成したときも大いに喜びます。しかし、そういうことはたまにしかありませんので、やはり小さなことに喜ぶのが一番なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年213冊目 『CAREER FIT 仕事のモヤモヤが晴れる適職の思考法』は、やりたい仕事が自分に向いていない可能性を自覚する

2024-07-23 13:42:01 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

この本では、「強み」×「場所」でキャリアを選択しようという考え方を綴っています。

 

特に「場所」(環境)の重要性を強調しています。

『必要以上に実力をつけたり努力したりすることなく、自分が楽しく働ける環境を見つけるための〝意識低い本〟なのです(笑)』(はじめにより)

 

「自分が一番になれる場所」を探し、逆に自分が「できない側」に回りそうになったら環境を変えて逃げてもいい。

自分の能力やスキルが必要とされている場所をただ選ぶことが、キャリアにおいては正解なんでしょうね。

 

【my pick-up】

◎成果を出しやすい場所を選べ

安易に「強みを鍛えればいい」「能力を伸ばしてスキルを身につければいい」と考えるよりも、今持っている自分の強みがどんなものであり、それがそのまま活きる場所はどこなのかを考えることのほうが、ある意味で楽に仕事ができるのはないかと思うのです。仕事が楽にこなせる、自然に行うことができるということは、「適職」の重要な条件の一つですし、キャリアフィットの根幹ともいえます。言い換えるならば、自分の「得意」を武器にして、自分が成果を出しやすい場所を率先して選んでいくことが、キャリアフィットな生き方といえるかもしれません。

◎「行きたい場所」が必ずしも良いとは限らない

もちろん、この仕事をやってみたいとか、この場所に行きたいと思うことは、いいことだと思います。どうしても行きたいから行くことはまったく悪いことだと言うつもりはないのですが、それによって失う選択もありますし、やりたいと思った仕事に就いてみて、それが自分に向いておらず、苦しい思いをするというリスクもあることは自覚したうえで選択すべきだとも思います。ただ「やりたい」という気持ちが勝って勢いだけで行くのか、そうしたリスクがあることも知ったうえで行くのかで、その後の振る舞いもかなり変わるはずです。また、自分が自覚している強みをきちんと理解していれば、違う場所に移ったときにどうやってその強みを発揮することができるか、一生懸命考えるようにもなるでしょう。

◎「仕事」そのものに対する幻想

多くの人が人生に対して仕事の比重が大き過ぎるのではないかと思います。過剰に仕事に期待していると言ってもよいかもしれません。そこまで仕事に「生きがい」や「やりがい」といった幻想を求めなくともよいのだと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年212冊目 『50代うつよけレッスン』は、うつ病になりにくい考え方・行動・習慣を身につける

2024-07-14 13:39:41 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

和田秀樹さんの最新刊は、どうやったらうつ病にならないで済むかを具体的に書いたものです。

 

世の中には「うつ病になりにくい考え方」や「うつ病になりにくい生活習慣」「うつ病になりにくい行動」があるとのこと。

 

そのカギとなるのが脳の前頭葉。

40代、50代から先のことを考えて準備し、普段から前頭葉を老化させないことが重要です。

 

【my pick-up】

◎将来より今を楽しもう

「今、我慢すれば、将来にいいことがある」から「将来より、今を楽しもう」へ。今日より明日のほうが、確実に死ぬ確率が高くなります。つまり、今日が一番若いということです。このマインドリセットができるかどうかが、どんな後半戦を過ごせるかを決めると言ってもいいのです。

◎50代以降はもっと打算的になったほうがいい

私は50代以降はもっと打算的になったほうがいいと思っています。たとえば会社は「月給を得るための場所」として割り切り、サービス残業などはなるべくやらない社内の出世競争や人間関係とも距離を置く。一方、会社の外の取引先や提携先とは仲良くして、自分自身の近い将来の転職先や人脈を開拓するつもりで付き合う、などです。

◎「幸せの基準値」が低いほうが幸せになりやすい

50代頃になったら、日頃から意識して参照点を低くすることを心がけると良いでしょう。「もうそろそろ、上を目指さなくてもいいか」「これくらいで満足しておこう」「これだけできたんだから、まあ良しとしよう」普段からこうした意識で過ごすことで、たとえできないことが生じてきても、自分を情けないと感じることもなくなるはずです。また、生活の中の小さな喜びや幸せを存分に味わって生きるのも大事です。私たちは永遠に生きられるわけではないのだから、人生の後半は好きでもない人と一緒に過ごす時間や、無理をして楽しくないことをする時間はありません。それより、好きな人と一緒に楽しい時間を過ごすとか、好きなラーメンを食べて「美味しいなあ」としみじみ思う、そういう喜びを感じながら残された時間を幸せに生きることが大事だと思うのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年211冊目 『「機嫌がいい」というのは最強のビジネススキル』は、心を自ら整えて「機嫌がいい」状態をマネジメントする

2024-07-14 13:33:22 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

「機嫌がいい」状態をマネジメントするためのスキルを紹介します。

 

慶應病院で激しく働いているとき、認知が暴走して「不機嫌の海」で溺れそうになっていた著者が、どう心を自ら整えてすべきことをしていける人財になったのか。

 

「非認知的思考」「ライフスキル」といったキーワードが登場しますので、そのフレーズを意識して読むといいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする