評価 (3点/5点満点)
出版プロデューサーの松尾昭仁さんが、
・ご自身がどうやって出版に至ったのか?
・出版して人生が、年収がどう変化したのか?
・なぜ出版はビジネスの投資といえるのか?
・無名なあなたも必ず出版できる理由
・出版までの具体的なプロセス
・出版とビジネスのつなげ方、稼ぎ方
・出版してお金持ちになった8人の実話
について詳細に書いています。(2021年初版の新装版ですが、内容は当時と同一)
誰もが、他の人に参考となるノウハウや経験を持っているもの。
そのノウハウや経験を本に書き、5000人、1万人へと伝えることで、読者は安価に情報が入手できます。
また、著者側からすれば、執筆という一度の集中的な労力で、多くのリターンを生む仕組みを作っているのです。
それが結果的に、著者のブランディングや書籍以外の収入向上につながっていくのでしょう。
【my pick-up】
◎出版による宣伝効果はいくらか?
1冊の商業出版をする際に、出版社が負担する金額は、いくらだと思いますか?およそ「300万円くらい」です。つまり、出版社があなたに執筆を依頼するということは、「300万円をあなたに投資する」のと同じことです。しかもなんの担保もなしです。本は初版を売り切った時点から、ようやく損益分岐点を超えます。増刷してから、出版社に利益が生まれるのです。だから編集者は、増刷が決まってから、やっと安堵できるそうです。逆に増刷しないということは、出版社にとっては投資の失敗です。増刷しない本ばかり連発する編集者は、社内の立場が危うくなります。
◎目次と項目のつくり方
ビジネス書のページ数は約200ページがほとんどです。1項目が4ページだとしたら、約50項目で1冊の本に仕上がります。1項目当たりの文字数は、1500~1800字です。だいたいブログの1記事程度です。つまり、ブログの記事を50記事ほど書いたら、1冊の本が書けるということになります。ビジネス書は、ブログ50記事の集合体なのです。50記事のブログなら、書くことへのハードルは下がりませんか?このように考えると、ビジネス書を1冊書くのは、それほど難しく考えなくて良いことがわかります。ノウハウさえしっかりあれば、多少変な日本語でも、構成が悪くても、担当者が編集してくれます。誤字脱字も、プロが最終チェックをします。文章がまるでダメなら、プロのライターに代行して書いてもらうことも可能です。