評価 (3点/5点満点)
『35歳の教科書 今から始める戦略的人生計画』(2009年初版)
『坂の上の坂 55歳までにやっておきたい55のこと』(2011年初版)
リクルートに勤めた後、47歳のときに都内では義務教育初の民間校長となり、現在は教育改革実践家として活動している藤原和博さん。この本は、上記の姉妹本として、35歳と55歳のちょうど真ん中に位置する45歳前後の読者に向けて書かれた新し人生の教科書です。
藤原さんの「45歳の決断」は、東京都で義務教育初の民間校長になることでした。無謀とも言える一歩を踏み出すことは、45歳から30年間の仕事の中で、大三角形(3つのキャリアの掛け算)を形作るはじまり。
どんな希少性を確保するのか、どんな人生のピラミッドを建てるのか…その美意識や哲学性を問われる時代になるでしょう。
45歳前後の読者が、もう一度自信あるいは自己肯定感を取り戻すお手伝いとなる1冊です。