評価 (3点/5点満点)
休日のほとんどをイベントに費やす日々。常に健康体で、平日はほぼ定時に退社する。
オタクになったことで時間の使い方が段違いにうまくなった、いち会社員の本です。
日中の時間のコントロール、ルーティン、健康な体作り、家の間取りの選び方、机の上の整理整頓の方法、あえて遠征をする理由・・・
さまざまな努力が書いてありますが、一番は「このあと絶対的な予定があるので、それまでに必ず仕事を終わらせる」という意識がスタートになっているのでしょう。
【my pick-up】
◎残業する人たちのパターン
1つ目は、終業時間後の会社の居心地が良いと感じているということ。巷のビジネス書を読んでいると、まずは上司が先に帰ることが多くの書籍で推奨されています。そのため残業時間になると、上司やわずらわしいと感じる人は不在になります。すると、残業時間のほうが平和な時間が訪れるのです。「仕事を静かな状況でやりたい」「自分のペースで仕事をやりたい」という人にとってはうってつけの環境ができあがります。
2つ目は、上司から言われた仕事には「時間を短くしよう」という気持ちが働きにくくなるというもの。ある程度仕事に慣れてくると、毎回全力で取り組み最優先で仕事を完了させようとする人は非常に稀な存在になります。受けた仕事をすぐに終わらせ提出すると「これもやっておいて」と次から次に仕事を頼まれるケースが想定されるからです。できる人ほど仕事を頼まれやすい。質が担保されていれば、その人に頼みたくなるのは、上司側の心理として当然発生します。こういったことが重なると、やりすぎは良くないと心の中で思うことは、人として当然だと思います。こういった観点から、依頼を受けた仕事はギリギリまで行わない。もし期限が決まっていない場合は、言われるまで放っておくという心理が発生すると気がつきました。
◎オタク隠しは「キャラ設定で」
自分は、飲み会や自主参加が認められている会社の行事には、極力参加しないようにしています。今から15年ぐらい前からこのスタンスを続けていますが、とくに問題はなく、声がかかることで定時に帰れないということもありませんでした。必要以上に会話をしないキャラ作りをすることで自分の時間を守れ、定時に帰ることを維持できるのです。このキャラ作りをするときに重要なのは、はじめに参加しない意思表示をすることです。自分の場合はその一環としてお酒が飲めないキャラを作り、演じました。一見ドライに感じるかもしれませんが、どこで人間関係に厚みを持たせるかはバランスの問題です。きっと推し活が充実するので気にならなくなります。
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