評価 (3点/5点満点)
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入は、大企業では8割以上に達すると言われています。
前著『RPAの威力』から1年半、RPAは移行段階から本格展開へと移行しつつあります。
1.単なるツール導入ではなく、RPAをベースとした業務改善として考えること
2.定着を見越して運用・統制ルールを整備すること
3.社員の意識改革につなげ、改革スキルを獲得すること
今年間違いなく大きな波に発展する中堅中小企業のRPA導入や、AI(人工知能)とRPAを組み合わせたソリューションの進化なども踏まえつつ、RPA導入の成功に向けたポイントを紹介します。
RPAは各組織そして各人の仕事を抜本的に変える契機となることでしょう。本書で登場する先進7社の事例は、改革最前線の知恵や工夫が凝縮された有用性の高い内容となっています。
【my pick-up】
◎まずは業務プロセスを可視化 簡素化・標準化の後に自動化を進める
一足飛びに自動化を進めるのではなく、まずは業務プロセスの可視化に取り組むこと。業務プロセス改革の手段であるべきRPAが目的化しないようにする。既存の業務をそのまま自動化することで、非効率なプロセスが将来にわたって固定化するのを回避する狙いもある。
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