評価 (3点/5点満点)
今は、プレゼンが苦手なら「無理することはない。できる人に任せればいい」と、プレゼンをする機会が奪われてしまう世の中に変わろうとしています。
そのような時代の流れに対して、
・自分にはプレゼンをする機会がなく、苦手なまま放置してしまった
・自分の意見を伝えるのはビジネスの基本。できないままでは嫌だ
・いつかチャンスをものにしたい。そのためにプレゼンは必要だ
もしそう思う方は、「プレゼン弱者が強者に勝てる方法」を余すことなく書いた本書をご覧ください。
たとえば、プレゼンの鉄板の流れとして、以下のような「目的」→「根拠」→「依頼」が紹介されています。
1.まずは堂々と前に出て自分の場を作る
2.プレゼンの目的を明らかにする
3.そのための用意した3つの根拠を示す
4.相手の理解を確認し、明確に依頼する
5.相手の同意を受け、感謝の気持ちを伝える
プレゼンが嫌い、苦手という方には、実はやったことがないだけという方もいます。また、仮に失敗した経験を持っていたとしても、その原因は正しくプレゼンをこれまで学んでいなかったかもしれません。
プレゼンスキルを習得することは「挑戦しよう」と思うまでが一番大変で、始めてしまえば相手の反応が励みにもなるし、自分の進化も見えやすいのでスキルアップすることは難しくないと思います。
プレゼンを通して想いを伝え、人を動かし、チャンスをつかみましょう。
【my pick-up】
◎プレゼンの本当の価値
プレゼンの成功とは、相手が内容を理解し、こちらの意図通りに動いてくれること。普通はそう考えます。プレゼンを仕上げる過程で、何度も何度も考えることで自分のアイデアやプランが練られ、改善され、最後には確信に変わります。そのプロセスがあるからこそ、自信を持って自分の考えを言えるようになりますし、アイデアやプランも実現に向かってレベルアップしていくのです。プロセスにおける変化こそが、プレゼンの本当の価値です。プレゼンターが最初に手に入れなければならないのは、プレゼンの準備過程でしっかり考えることにより得られる「自信や確信」なのです。
◎やってはいけないスライド例
「情報量が多い」と感じる一番の理由が「文字の多さ」です。長文スライドができてしまう原因は以下の2つ。1つは、内容が整理できていない。2つは、相手のことを理解できていない。では、文字の量を抑えるにはどうすればいいでしょう?次の3つを意識してください。1つは、長文は書かず、文字情報はすべて箇条書きにする。2つは、スライドのメインを図や表、写真にし、文字だけのスライドにしない。3つは、文字のポイント(大きさ)を24以上にし、それで収まるように書く。
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