今年127冊目『リーダーになってもデキる人３３のルール』

即刻〈リセット〉したい５つのこと　リーダーになってもデキる人 33のルール 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2010-07-21

評価　 （3点/5点満点）

ＩＴ企業でプロダクトマネジャーとして勤務する上村敏彦さんが、プレイヤーからリーダーになっても活躍し続けるための大事な条件を教えてくれます。ちなみに、本ブログでの上村さんの書籍の紹介は、『「やり残しゼロ！」の仕事術60』（2009年11月6日掲載）に次いで2冊目です。

立場が変われば、「ゼロ」から出発しなければならず、仕事のやり方、役割に対する認識などを一度、切り替える必要があります。それが「リセット」です。

上村さんが〝プロローグ〟で言っている、「私は優秀なプレイヤーが優秀なリーダーになれないという一般論には賛成しかねます。これまで実績を出している人なら、リーダーになっても、しっかりと結果を残せるはずです。」というのはそのとおりで、あとはリーダーの役割を十分理解したうえで、それに合わせた仕事のやり方にスイッチできるかどうかだと思います。

上村さんが経験したリーダーとしての過去の苦労から得られた、まさにリーダーシップの実践編として血肉になる1冊です。

【my pick-up】

◎仕事のやり方は指示しない

仕事を渡すときのポイントは、「目的と目標は伝えるが、手段は規定しないこと」です。

全てを任せるのが不安であれば、「段取りを考えて持って来て」と言えばいいのです。段取りを考えて相談してきたときに、気をつけるべき点、抜けている点があったら、「ここは気をつけた方がいいよ」というアドバイスをします。

大事なのは、あくまでもメンバー自身で考えさせることです。