評価 (3点/5点満点)
ソフトバンクの元社長室長・三木雄信さんが、孫社長から投げかけられた課題に対応するため、三木さんが編み出したり、孫社長から直接言われて身につけた資料作成術をまとめています。
1.業務処理報告書:群管理でボトルネックを見つけ出す
2.売上報告書:「上から目線」で経営の実態をあらわにする
3.要因分析レポート:積み上げ面グラフで川下から改善要求しよう
4.プロジェクトマネジメント型会議議事録:A4判1枚にひと目でわかる「構造」を作る
5.プロジェクトマネジメントシート:工程を担当者単位でシンプルに管理する
6.パレート図:数個の要因を取り除けば8割の問題が解決する
7.回帰分析:経営者マインド(数字勘)を養う
8.プロセス分析シート:プロセスを定義し、各プロセスの歩留まり率に着目
9.プレゼンテーション:数字の裏づけがある「ワンメッセージ・ワンイメージ」
10.企画書:A4判1枚に結論から書き、数字の表現にこだわる
以上、作成頻度が高い資料や、作成ノウハウを知っておくと有益な資料10種類を取り上げます。そして、それぞれのケースで悪い見本とその問題点を挙げた後、ソフトバンク流の資料の見本と考え方を紹介しています。
資料作成のポイントは、「曖昧な表現を排して、定義をはっきりとさせること。事実を事実として認め、問題の本質を数字の上から明らかにし、改善点へとつなげていくこと」。
成果につながる訴求性の高い資料を、本書から学び取りましょう。
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