評価 (3点/5点満点)
東京国税局で相続税調査を担当し、数多くの富裕層に接する機会を得た著者が、ほとんど表に出ることのない富裕層の家計や暮らしぶりの〝リアル〟を紹介します。
国税職員のなかでも相続税を担当するのは1割ほどとのことです。
本書では「1億円超の資産を持つ人」を富裕層としています。
日本人の年間死亡者の約10%が相続税の申告をしていますが、財産が多い人ほど調査対象となる可能性が高いです。
富裕層の行動様式の基本は、「節度をもって生活をする」こと。その結果として金銭的な余裕を持ち、人生が豊かになるという流れですね。
つまり、富裕層になれるかどうかは、必ずしも生まれつきではなく、自分自身の行動次第。
この本で伝える富裕層の習慣は、誰でもできることばかりですので、あとは自分の行動に活かすかどうかだけです。
また本書では、相続税に関するポイントも取り上げていますので、相続税への備えにも活用できます。