残念な人の仕事の中身 ~世界中の調査からわかった「組織で評価されない人」の共通点 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2011-08-20 |
評価 (2点/5点満点)
世界的コンサルティングファーム「アーバンディレクションズ」代表のロバート・W・ゴールドファーブ氏が、いったいどんな振る舞いが上司に「あいつはうちにはいらない」と思わせてしまうのかを〝評価されない12の特徴〟にまとめ、最新のケーススタディをあげて紹介・分析しています。
評価されない人の12の特徴
1.一貫性の欠如:ごまかす。人の手柄を横取りする。まわりに不信感を持たせるような振る舞いをする。
2.役割の無理解:「上司にとって何が大事か」をよくわかっていない。
3.ジコチュー:人と協力して仕事をするのを嫌がる。
4.傲慢:高飛車で挑発的。トラブルメーカー。
5.頑固:譲歩しない。組織の利益より自分のエゴ。絶対に譲らない。
6.理論至上主義:理屈っぽい。直感や第六感をまったく受け入れない。融通の利かない石頭。
7.偏見:異性や異なる立場の相手を軽視する。
8.変化への抵抗:変化を嫌がる。新しいアイデアも非現実的と切り捨てる。
9.仲良しクラブ:かつての同僚の上司になりきれない。いつまでも仲良しクラブのまま。
10.まかせない:人に仕事をまかせられない。自分でやったほうが簡単と思っている。
11.問題の誇張:解決方法よりも問題自体にとらわれすぎ。過度の心配性。
12.無用なユーモア:人を傷つける皮肉や無神経なユーモアばかり言う。
これらは、人のキャリアを左右する理由とは思えないような些細で個人的な好き嫌いの要素が多く見られ、勤務評定でよく目にするたぐいの欠点にすりかえられて指摘される傾向があります。また、職位が上がるにつれ、まわりからどう思われているかという印象が重要になってきます。
ふだんの行動やなにげない振る舞い、人に与えた印象といったあいまいなものによって、あなたの未来は決められてしまうという現実を本書から理解し、これまでおかしてきた「キャリアに響く失敗」に気づいて今後はうまく乗り越える術を学びましょう。
【my pick-up】
◎仕事を人にまかせて時間をつくるには?
1相手に責任を持たせる/2期待していることを伝える/3まかせる相手に同情しない/4問題より解決策を要求する/5相手にとって何が「いいこと」かを考える/6やる気のない部下に時間をかけすぎない/7駄目な部下を甘やかさない