倭国、大和国とヘブライ王国

ヤマトとはヘブライ王国の神・ヤハウエの民を意味するヘブライ語‘ヤァ・ウマトゥ’が変化したものであろう

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古事記編集会議「国譲りのコンセプト」

2007-06-13 12:55:19 | 歴史
 卑弥呼の話と日食を絡めて作り上げた「天岩戸騒動」に、編集者達は皆満足していた。しかし邪馬台国の史実がそれ以後あまり定かに伝わっていない。そこでこの後神代から神武天皇に如何に繋げるかについて、大略を考える編集会議が開かれた。今日はそのコンセプト会議の模様を伝える。
卑弥呼の末裔とされる日向王朝の物語に移るまでは、スサノオが天下った比較的伝承の多い出雲の話を主体に話を進め、これに後に出雲を侵略する話を絡めて行く。
この時一般大衆に今でも(古事記編纂時)人気のある出雲の神々を悪者とせず描き、又天孫族が出雲の神々を如何に大事に扱ったかを描く事により、当時の豪族から民に至るまで大和王朝の正しさを示し、理解を求める事をコンセプトとすることに決まった。

 @出雲に伝わる伝承を基本とし、これに以下のようなコンセプトで書き加える
 @出雲国の王・大国主命をスサノオを祖とすることとし、天孫族との地位関係を明確にする
 @大国主命を良いイメージの神とする
 @随所に天津神の優しさを物語る

 こうして国譲りから天孫降臨に繋げていく土台を作ることとした。
 以上のコンセプトを基に引き続き出雲の物語をどう進めるかの具体的な会議となった。当然最初は高天原から出雲に天下ったスサノオを中心とした出雲の国づくりの物語にする案が出され、全く異論無く決定した。
出雲の国は当時鉄作りで倭国の最先端を走っていた。その様子が斐伊川の八山と八谷に跨り八岐大蛇が暴れているようだと言う伝承が紹介された。特に「夜になって鉄を造る炉の赤い火が大蛇の目の様だった」とか、「川が汚れて大蛇の腹を見ているようだった」などの言い伝えも加える事とした。
鉄の生産と結びつけ「大蛇を刀(鉄剣)で退治する話にしては?」と言う意見があり賛同を得た。これに大蛇の尻尾から出てきた名刀を天照に献上する事にする案が出され、編集者全員のヤンヤの拍手があり承認された。
更に会議は踊った。鉄作りで汚れる川は下流域の田畑を汚し、特に始まったばかりの稲作に大きな影響を与えていたと言う話があった。
この話を基にある委員から提案があった。「稲田の汚れを稲田姫と言う姫の災難に結びつけ、大蛇に虐められる話にはならないか」との提案があった。話は更に発展し、八岐大蛇だから八人の娘にしようと。
こうして出来たのが「スサノオの大蛇退治」である。
周知の話であるが古事記に纏め上げられた荒筋を紹介しておこう。
スサノオは出雲の国の肥の川(斐伊川であろう)の上流の鳥髪(今の船通川)に降臨した。ここで泣いている稲田姫とその両親に会う。訳を聞くと山に住む八岐大蛇に娘を捧げなければならないと言う。不憫に思ったスサノオは大蛇退治を引き受け、酒を用いた知略により見事に八岐大蛇を退治する。そして大蛇の尻尾を切った時出てきた太刀(後の草薙の剣)を天照大神に献上した。スサノオは稲田姫を娶り須賀の宮に住んだ。その時スサノオは日本で最初の歌を詠んだ。
 ‘八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を’
先ずは上手く出雲の国の物語のスタートが切れた。次回からはしばらくは出雲に伝わる伝承を楽しみながらの会議になりそうだと、晩酌を楽しみに解散した。


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6 コメント

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考古学的「神々の首都」? (日次母里)
2007-08-26 22:23:06
妻木晩田の四隅突出墳丘墓が造営されなくなってもそこに隣接する島根県安来市の塩津山墳墓群では古墳時代まで造営が続き、やがて全国一の大方墳を作るまでに集権化されています。
この地は出雲風土記でもスサノオが「安来」という名前を付けたという事で、古代出雲王朝の首都と考える人もいます。
Unknown (へぶらいびと)
2007-08-26 23:10:27
私は出雲が古代倭国に邪馬台国より先に栄えたと言う考えです。
古代山陰ファン (工藤)
2009-09-23 09:25:56
 最近、関裕二氏の古代本には弥生時代後期に大和では鉄欠乏症に悩まされていたのに、なぜヤマト建国が古墳時代になって急に可能になったのかという考古学的疑問に対し、出雲の鉄が大和に流れたとの説を採っています。
 そういうことを考えるとここの鉄が日本建国の礎をつくったんだなあと感銘を覚えずにはいられません。
Unknown (へぶらいびと)
2009-09-26 17:29:45
同感ですね。
私の本棚には安来で買った刀が飾ってあります。
大蛇? (日本大好き)
2010-01-05 17:26:19
しかし、古事記はオロチのことを大蛇とは一言も書いていない。遠呂知あるいは遠呂智と書いてある。もっと原文に忠実じゃないと深い意味が分からないと三浦祐之氏が指摘していましたね。
優秀な鋼 (ナイフマニア)
2011-03-20 14:42:40
 スサノオはオロチ退治の時に、持っていた十握剣でオロチの尻尾を突いたとき、なかにあった草那芸之大刀にふれて剣の先が欠けたと古事記はいっている。つまり鉄製の剣が鋼製の大刀にふれ強度の高い鋼刀が鉄剣を折ったという説があります。なるほど安来は昔から鋼の名産地なのでこういう説には説得力がありますね。

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