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拾い読み★2011-204≪コラム記事≫

2011年07月22日 20時28分56秒 | マリーンズ2011~15
プロ野球スター選手ランキングを一挙公開!前半戦の総決算

 プロ野球の「マツダオールスターゲーム2011」第1戦は22日、ナゴヤドームでプレーボール。セ・パ両リーグを代表して選ばれた各32人のスター選手の中で、「飛ばない」とされる統一球が導入された今季、上半期に最もめざましい活躍を見せた真のスターは誰なのか。1軍に出場した全選手の成績をもとに、野球解析でランキングする。(笹森倫)



【パ・リーグ】
 オフに大量補強したソフトバンクと、脅威のチーム防御率2・08を誇る日本ハムが、ともに貯金24で同率首位。3位ロッテ以下は借金生活という、2強体制で折り返した。
 ソフトバンクは横浜からFAで獲得した新戦力、内川聖一外野手(28)が期待通りの打撃を披露して、打者ランキングの3位に。パ・リーグの平均的な打者が同じ数だけ打席に立った場合と比べて、内川は得点を18・92点も上積みできた計算になる。故障で49試合しか出場できていないのに、この数字は出色だ。同4位にも開花した長距離砲、17本塁打の松田宣浩内野手(28)が入った。投手陣では和田、杉内の両先発左腕が今季も安定。投手ランキングの4、5位を占める。
 日本ハムの左右エースは、さらに上をいく。ダルビッシュ有投手(24)は投手ランク2位。パ・リーグの平均的な投手が同じイニング数を投げた場合と比べ、ダルビッシュは失点を20・47点も少なく抑えることに成功した。打線の援護がなく、一時は勝ち星に見放された武田勝投手(33)も同3位の活躍。打線の中心は3番打者の糸井嘉男外野手(29)。打者ランク2位のプラス22・56点は、ダルをもしのぐ貢献度だ。
 しかしパの上半期MVPは、この2強に属する選手ではない。泥沼9連敗で15年ぶりの最下位ターンとなった西武の主砲、中村剛也内野手(27)だ。「飛ばない」統一球に多くの好打者が苦しむ中、1人だけ別次元の飛距離。もっか26本塁打は年間51本ペースだ。突出した打撃により、12球団全選手でトップとなる24・94点ものプラスをたたき出した。
 24・24点と僅差で中村にMVPを譲ったのが、楽天・田中将大投手(22)だ。20日にダルビッシュとのエース頂上対決で敗れ、今季最多3失点したのが響いた。それでも防御率1・23で現在9勝。前半戦で12球団最強のエースを擁しながら、楽天は4位で折り返した。12球団最低の打撃陣に奮起が求められる。

【セ・リーグ】
 投打のNo.1ともチーム成績が伴わないパ・リーグとは対照的に、セ・リーグでは首位ヤクルトの主戦と主砲が前半戦のトップに立った。パ高セ低の交流戦でもパ側から高い評価を受けた館山昌平投手(30)は、防御率1・56で8勝1敗と抜群の安定感。同じリーグの平均的な投手より22・00点も少ない失点で投げ抜き、投打を通じてリーグ最高の貢献度だった。
 打者部門は遅咲きの和製大砲、畠山和洋内野手(28)が18・18点分の上積みをつくってトップ。このところの不振で首位を譲ったが、序盤戦に大爆発した同僚バレンティン外野手(27)が2位で続く。さらにホワイトセル内野手(29)が同6位。このクリーンアップの破壊力はすさまじい。ヤクルトがセの貯金を独占し、2位中日以下5チームが借金生活という独走状態も納得の、上半期ランキングとなった。
 巨人は首位ヤクルトと10ゲーム差の4位で折り返したが、打者部門で長野久義外野手(26)が堂々のトップ3入り。プロ2年目で巨人の4番に抜擢されたのも当然の成績だ。投手部門では内海哲也投手(29)が2位。10勝、防御率1・50はともにリーグトップでエースの責任を十分に果たしている。投打の軸は働いているのだが…。打では小笠原や脇谷、投では東野や金刃といったリーグ平均に及ばない成績の選手に多くの出番を与えたことで、上半期は「赤字決算」となった。

【新人王の行方は?】
 巨人のドラフト1位、沢村拓一投手(23)はセ投手部門7位。同じリーグの平均的な投手と比べて、10・43点分の黒字をつくった。両リーグの投打を通じて、新人では唯一の2ケタ越え。「プラスワン」枠での選出とはいえ、新人王の最有力候補として、胸を張って球宴に出場できる。
 パのルーキーでは、ロッテ1位の伊志嶺翔大外野手(23)がプラス7・60点で、貢献度No.1ながら球宴出場を逃した。「プラスワン」枠に選ばれた日本ハム1位の斎藤佑樹投手(23)は、平均的な投手よりも余計に6・18点を失い、赤字で前半戦を終えた。
 例年と違い震災の影響で開幕が遅れた今季は、球宴までに全日程の半分しか消化していない。シーズンの残り半分で、どの選手にも巻き返すチャンスは、まだ十分にある。もちろん、逆噴射の危険もまたしかりだ。
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